コラム
メルマガ第118回、2013.12.1発行、新聞等に掲載された外国人にまつわる記事の話10
2013年12月6日
行政書士が綴る国際結婚「フィリピーナに恋して」第118回
新聞等に掲載された外国人にまつわる記事の話10 2013.12.1発行
行政書士の折本徹です。
早いもので、今年も残すところ、1ヶ月になりました。
年初に計画を立てられた人は、予定どおり実行できましたでしょうか?
計画を立てた人も立てなかった人も、終わり良ければ全て良し、
なので、良い月にいたしましょう。
今年は、時期に関係なく(古くても)、新聞・雑誌・書籍に掲載された、
外国人にまつわる内容で、興味深い記事を紹介し、
簡単にコメントしよう、
と考えています。
今回は、海外の日本語学習者数です。
海外では、どのくらいの人が、日本語を学んでいるのでしょうか?
国際交流基金が、2012年の日本語学習者数を発表いたしました。
3年に1回、調査をしているとのことで、独学者は含んでいないようです。
2012年は3,984,538人となっています(2009年は3,651,232人)。
世界の総人口数に比べて少ないように思われますが、
そもそも識字率の低い国もあるでしょうし、経済的な余裕度、
中等教育や高等教育の進学率、
富裕層・中間層・それ以外の階層で、どの階層以上だったら学習できるのか、
その階層の全体数は?や、教育機関で日本語を学べる環境・機会があるのか、
又、他の言葉(例えば、中国語・ハングル語など)と比べてどうなのか?
等々もあるので、多いのか、少ないのかはわかりません。
では、順位を記載いたします。
順位 国・地域名 2012年 2009年
1 中国 1,046,490 827,171
2 インドネシア 872,406 716,353
3 韓国 840,187 964,014
4 オーストラリア 296,672 275,710
5 台湾 232,967 247,641
6 米国 155,939 141,244
7 タイ 129,616 78,802
以下、ベトナム、マレーシア、フィリピンと続きます。
その国の人口や母語の兼ね合いもあると思いますし、
独学ではなく、教育機関で学習をしている人達なのかな?
と思います。
驚いたのが、大幅に中国が増えている、と言うことです。
2009年-2012年は、日本と中国の間で摩擦が生じた3年間でした。
ただ、日本の漫画・アニメ・ファッションに興味を持つ、
中国の若い女性が増えている、という話は聞きますので、
彼女達が、増加に寄与しているのかもしれません。
これも意外や意外ですが、反日デモの人数より、日本のアニメの催しの方が、
多くの人数が集まるらしく、日中の間にも明るい話題はあるようです。
東南アジアで、親日と呼ばれる国々、インドネシア・タイ・ベトナム・
マレーシア・フィリピンの学習者数は、2009年より増加しているので、
関係者のご苦労も反映されたと思います。
詳細を知りたい方は、国際交流基金のウェブサイトにアクセスしてください。
http://www.jpf.go.jp
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
引き続き、登録を継続していただければ、嬉しく思います。
尚、来年は、2月からとなります。
少し早いですが、読者の皆様、良いお年をお迎えください。
このメルマガも、平成14年(2002年)の10月から発行していて、
何気に、12年目に入りましたので、今後も引き続きよろしくお願いします。
このメルマガは、まぐまぐを利用して発行しています。
登録は
http://www.mag2.com/m/0000097197.htm
よりできます。
VISA・在留資格研究会
行政書士 折本徹事務所
http://www.toruoriboo.com
関連するコラム
- 外国人材に新しい在留資格? メルマガ第170回、2018.8.1発行 2018-08-10
- 留学生に就職有利な働く在留資格が誕生する?!メルマガ第172回、2018.10.1発行 2018-10-05
- メルマガ第112回、2013.6.1発行、新聞に掲載された外国人にまつわる記事の話4 2013-06-05
- メルマガ第115回、2013,9,1発行、新聞等に掲載された外国人にまつわる記事の話7 2013-09-09
- 相続法の改正、外国人配偶者に影響はあるか!? 第179回、2019.6.1発行 2019-06-01
コラムのテーマ一覧
カテゴリから記事を探す
折本徹プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。
折本徹のソーシャルメディア