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採用活動は投資活動

桐生英美

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テーマ:採用力



一人の社員を入社から定年まで平均勤務年数20年、平均給料を35万円とします。

その社員の生涯賃金は8400万円となります。

社員ひとり、雇用するということは、8400万円の投資をすることと同じということです。

社員の採用活動は「コスト(経費)」ではなく「投資活動」なのです。

これまで、皆さまは社員採用にどれくらい下準備をして、取り組んでいましたか?

社員が足りない、退職した、といって、すぐに採用の広告会社に連絡する。

あまり考えない採用活動で、人が採れないと嘆いても、実際に自分自身で考えずに行動しているのですから結果はでないのは、お分かりと思います。

募集広告におカネがかかるのはやむをえません。

おカネをかけることで、御社の募集情報は発見されやすくなります。

しかし、必ず発見されるとは、限りません。

採用活動は、組織の総合力です、そして社会の評価です。

時代や環境を理由にしても、何も解決しません。

大企業のように、知名度向上などに多額の費用を使うことができ、人材を集めることが出来るところを羨ましがっても、解決の糸口は見つかりません。

知名度のある大企業でさえ、満足な採用活動が出来ていないのです。

だからといって、安心してはいけません。

今の時代は、知名度の低い企業や中小企業には、採用は追い風の時代ととらえることが出来るのです。

新卒の場合ですが、希望する会社規模について、大企業にはこだわらなくなったという統計があります。

採用を効果的に行うには、

まず、自社の立ち位置を分析することです。

そして、魅力的な求人内容と欲しい人材像を明確にしてきちんと伝えます。

自社で工夫や手間をかけることで採用に結びつけることは出来ます。

採用に成功している会社は、採用に関して事前に考え、手間またはおカネのどちらかをかけて取り組んでいます。

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桐生英美
専門家

桐生英美(社会保険労務士)

日本経営サポート株式会社

民間企業での人事と採用経験25年、社労士登録20年。採用面接は2000人。中小企業が悩む採用問題、人事問題を、自らの実務経験と社労士の資格を活かして円満に解決するサポートをいたします。

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