マイベストプロ東京
桐生英美

中小企業の経営を支える人事総務コンサルタント

桐生英美(きりゅうひでみ) / 社会保険労務士

日本経営サポート株式会社

コラム

社長の思いを伝える技術

2014年9月25日

コラムカテゴリ:法律関連

皆さん、こんにちは。ハーレー社労士こと、社会保険労務士の桐生英美です。
社長の思いを社員の皆さんにどう浸透させていくか、今回も考えていきましょう。

社長の意思と覚悟と、伝える頻度が大事ですよというお話を前回しました。
神奈川県のIT系ベンチャー企業のD社は、創立当初から「人間主義」を基本とした
経営理念を社員に浸透させる取り組みを行っています。

I社長は社員とのコミュニケーションを自らの重要課題とし、代表者会議、リーダー会議、若手社員会議、
全社会議、経営計画発表会など、社員と接する場を数多く設定しています。
会議の冒頭には20分程度の時間をかけて、時事問題、歴史上の偉人の逸話などから経営方針、
社員に期待する行動などに結びつけた講話を盛り込んでいます。

さらにI社長は、毎月社員一人ひとりとざっくばらんに個人面談を行い、
社長と社員の思いにギャップを感じたら、その場で社員の行動や意識に変化を促すようにしています。
日常的に社員の執務スペースを回り、声をかけ、社員の小さな変化を感じ取っています。
食事会や社員旅行なども行い、社員との接触を途切れさせないように努めています。
D社の業績は順調に伸びています。

こうして社員との接触回数を増やすほか、社長の思いを浸透させるためには、
言葉そのものについての共通理解も必要です。
つまり、社長自身が言葉の意味をきちんと理解し、社員にも同じ意味で納得してもらうことです。
言葉の定義を改めて定めることも求められます。

神奈川県で美容室を展開しているH社では、
「店長とは、与えられた売上げ目標達成の責任者である」
「技術者とは、リピート率○◯%を実現する人である」
というように、言葉を具体的に定義しています。

このように言葉を明確にすることで、会社の目標も分かりやすいものとなり、
社員一丸となって取り組むことができるようになります。
弊社では、社内コミュニケーションの取り方、社員教育などのお手伝いもしております。
お気軽にご相談いただければと思います。

この記事を書いたプロ

桐生英美

中小企業の経営を支える人事総務コンサルタント

桐生英美(日本経営サポート株式会社)

Share

桐生英美プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
03-4400-2720

 

令和3年2月15日より、変更となりました。

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

桐生英美

日本経営サポート株式会社

担当桐生英美(きりゅうひでみ)

地図・アクセス

桐生英美プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京のビジネス
  4. 東京の経営コンサルティング
  5. 桐生英美
  6. コラム一覧
  7. 社長の思いを伝える技術

© My Best Pro