小説『遠つ世の声』を刊行(電子書籍/Kindle)しました!
今日6月1日は、言問学舎創業の日であります。2003年、平成15年のこの日、現在地からほど近い本郷6丁目で、その年の夏期講習に向けた計画立案、開校準備に着手して、こんにちに至る歩みがスタートしました。
その年、言問学舎塾生第1号として入塾した当時小学3年生の女の子は、昨春大学を卒業して、社会人になりました。高校卒業(大学受験)まで十年間通ってくれ、就職活動にあたっても、就活講座でサポートをさせてくれた、言問学舎の生き字引きのような子でした。今年の年賀状に、通勤が遠いと書いてくれてあったが、元気にやっているでしょうか。
その年の、高校受験1期生は、昭和最後の生まれだったので、みな今年三十路を迎えることになります。中3生が而立を迎えるわけですから、15年という歳月は、やはり相当な長さの時間と言えるでしょう。彼らの受験成功から、開校後数年の順調な滑り出しがはじまったのだとも言えます。
そして2003年、その年に誕生した子たちが、現在の中学3年生です。彼らが生まれてから現在に至るのと同じだけの時間を、この土地で塾として歩みつづけて来たのだと考えると、感慨深いものがあります。そのうちの1人は、小学1年の時に同級生が通って来ていて、時々何となく、その頃の話になることがあるのですが、そのような折には、あの時が言問学舎の何年目で、あれから何年経ったんだ、ということが、生徒の実年齢を軸にして、如実に思い返されます。
こうして考えると、毎年毎年の受験に全力投球をして、その結果や、子どもたちの学力アップという動的な面に目を向けがちななりわいであるのですが、多くの子どもたちの人生に寄り添い、成長のお手伝いをつづけるという静的な面からも、地域に根ざして塾をつづけていることのそこはかとない価値が、実感されるように思えて来ます。
この春、家内が中学・高校時代にお世話になった目黒の塾が半世紀におよぶなりわいに終止符を打たれ、塾長先生の貴重なご本を百冊あまり、頂戴して来ました。私は家内を通じて先生に親しくしていただいたのですが、ご本をいただいたことで、これからの言問学舎の歩みの中に、先生の長い長い塾の業績の一端を、受け継がせていただいたように感じております。今日からまた、言問学舎として、新たな歩みを刻んで行くことを誓って、お世話になった方々への報恩の証とし、現在と未来の子どもたちのために力を注ぐ碑(いしぶみ)とさせていただきたい、そのように思います。
国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP http://www.kotogaku.co.jp/
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https://www.youtube.com/watch?v=c2OdlIl8T44
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