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コラム

大理石と人工大理石(人造大理石)の特徴と違い

2015年4月28日

テーマ:大理石

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 大理石

人工大理石(人造大理石)を知っていますか?

天然の大理石は高級感があって素敵ですが、最近では人工大理石(人造大理石)と呼ばれる素材も人気が出ています。
大理石は天然の石ですが、人工大理石はその名の通り石ではなく樹脂でできています。人造大理石は大理石を粉砕して混ぜている樹脂です(人工大理石と人造大理石は特徴も似ているので、ここでは一緒に説明をします。)
人工大理石(人造大理石)は樹脂であるというお話をしましたが、アクリル系樹脂とポリエステル系樹脂に分かれます。どちらも同じ樹脂ではありますが、アクリル系に比べてポリエステル系は熱耐性が高い、ポリエステル系に比べてアクリル系の方は汚れが落ちやすいなどのメリットがあることも知っておくと良いでしょう。

大理石のメリットとデメリット

リフォームは頻繁にできるものではありません。だからこそ、使う素材のメリット・デメリットをしっかりと把握して、どの場所にどの素材を使うのか、選び間違いがないようにすることが大切です。
まず大理石のメリットとして、天然石ならではの唯一無二の模様と光沢が生み出す高級感、暖かみを感じる柔らかさ部分があります。
次にメリットにもデメリットにもなるのが、熱伝導率が低いことです。床暖房などは温まりにくいですが、一度温まるとなかなか冷めにくいという特徴もあります。
デメリットは吸水性が高く、濃い色の液体をこぼして放置してしまうとシミになってしまう、屋外に設置する際には表面のコーティングが必要といった部分が挙げられます。
また、硬いものを落として一部が割れた時になどは、同じ素材のものが必ず見つかるという保証がないので、統一感がなくなる可能性もあることを知っておきましょう。

人工大理石(人造大理石)のメリットとデメリット

一方、人工大理石(人造大理石)は樹脂素材なので加工がしやすく、水にも強いという特徴があります。また着色性にも優れているので、希少性の高い大理石の色を再現したものを安価で使うことができるなど、選択肢が多いというのがメリットといえるでしょう。
デメリットは、天然大理石に比べるとキズがつきやすく、天然ならではの光沢感にはかなわないという部分があります。また塩化メチレンが入った洗剤を使うと表面が侵食されてしまったり、研磨剤を使うと磨いた部分が白くなったりと、掃除方法にも気を配らなくてはいけません。
大理石、人工大理石(人造大理石)のメリットとデメリットを良く理解した上で素材選びをし、リフォームに役立ててください。

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