これが新たなノーマル?世界の異常気象を英語で目撃する。

豊田朋子

豊田朋子

「また洪水か。」

「また山火事か。」

ニュース映像を見ながら、私たちはいつの間にか、そんなふうに思うようになっていないでしょうか。

世界のどこかで、大規模な洪水が起きる。
別の場所では、猛烈な熱波。
そして、森林を焼き尽くす山火事。

最初は「大変なことが起きている」と驚いていたはずなのに、同じような映像を何度も見るうちに、少しずつ慣れてしまう。

私は、この「慣れ」が怖いと思います。

Is this our new normal?

「これは、私たちの新しい普通なのだろうか?」

2026年の夏、世界では極端な気象が相次ぎました。

ヨーロッパでは、フランスやスペインなどで深刻な山火事が発生。北米でも、カナダやアメリカで大規模な山火事が続きました。

一方、別の地域では、洪水や地滑りが人々の生活を襲いました。

さらにヨーロッパでは、暑く乾燥した天候によって、ドナウ川など主要な河川の水位が大幅に低下。水不足は、農業や交通、エネルギーにも影響します。

つまり、

Too much water.
Too little water.
Too much heat.
Too much fire.**

水が多すぎる。
水が少なすぎる。
暑すぎる。
火が広がりすぎる。

一見すると正反対の現象ですが、すべて私たちの暮らしとつながっています。

もちろん、すべての洪水や山火事を「気候変動が原因だ」と単純に説明することはできません。

しかし、地球温暖化によって、熱波など一部の極端現象が起こりやすくなったり、より深刻になったりすることは、科学的に確認されています。

そして2026年夏、世界気象機関(WMO)は、極端な暑さ、干ばつ、山火事、洪水が世界各地で大きな被害をもたらしていると報告しました。

だからこそ、これからの子どもたちに必要なのは、

「地球温暖化について知りましょう」

だけではないと思います。

必要なのは、

Climate Literacy
――気候変動を読み解く力**

です。

ニュースを見て、

「大変だね」

で終わるのではなく、

「なぜ起きているのだろう?」

「私たちの生活とどうつながっているのだろう?」

「これから世界はどうなるのだろう?」

と考える力です。

そして、そのために英語が大きな力になります。

---

英語で世界を目撃する


例えば、中高生にはこんな英文を読ませます。

A Summer of Extreme Weather

Is This Our New Normal?

This summer, extreme weather hit many parts of the world.

Europe and North America experienced heatwaves, droughts, and wildfires. Large fires burned in France, Spain, Canada, and the United States.

At the same time, other parts of the world faced floods and landslides. Nepal suffered devastating disasters, while some major European rivers had very low water levels because of hot and dry weather.

The World Meteorological Organization reported that extreme heat, drought, wildfires, and floods were major features of the Northern Hemisphere summer. July 2026 was tied with July 2024 as the warmest July on record globally.

Climate change does not cause every single disaster. However, a warmer planet can make some extreme weather events more likely or more severe.

So, here is a question for all of us:

**Is this our new normal?**

If our world is changing,
**how should we change the way we live?**

---この最後の問いを、私は大切にしたいと思っています。

**Is this our new normal?**

これは単なる英語の質問ではありません。

「異常」が繰り返されるうちに、それを「普通」と呼ぶようになってしまってはいないか。

その問いです。

そして、もう一歩進めるなら、

**If our world is changing, how should we change the way we live?**

世界が変わっているのなら、私たちは生き方をどう変えるべきなのか。

ここまで考えて初めて、「英語で世界を学ぶ」ことに意味が生まれるのではないでしょうか。

未来はまだ決まっていません。

だからこそ、今の子どもたちには、

**Read the World.
Think for Yourself.
Witness the Times.**

世界を読み、
自分で考え、
自分が生きている時代を目撃してほしい。

そして最後には、

**What can I do to make a difference?**

「私には、何ができるだろう?」

と考えてほしいのです。

英語は、そのための「入口」になれる。

私はそう考えています。

Global kids英語会代表
(株)ダイバース・キッズ代表取締役
豊田朋子
Global kids英語会
http://globalkids-eigokai.com/
Global youth英語会
http://youth.globalkids-eigokai.com/
朝日新聞系広告web豊田コラム
https://mbp-japan.com/tokyo/globalkids/column/

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豊田朋子
専門家

豊田朋子(英語講師)

株式会社ダイバース・キッズ / Global kids英語会

文字と音の法則で学ぶ「フォニックス教授法」をベースに、日本の子どもに欠けがちな発信力をはぐくむプログラムを実施。本格的な英語プレゼン大会で成果を発表。専門訓練を受けたプロ講師たちが熱意を持って指導する

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