東西文化をハイブリッドしたグローバルな若者が世界を変える!
小学生でも音読できる、シンプルな英語
アメリカ大統領選の民主党候補のカマラ・ハリス氏の英語は、その内容も発音も、非常に理解しやすいのです。
よって、当会では、小学高学年クラスから彼女のスピーチを教材にしています。
ハリス氏の演説は、フォニックスが入っていれば、小4からスラスラと読める文章です。
知的なことを難しく語るのでなく、平易に語れるのは頭脳明晰である証だと思います。
(トランプ氏の英語もシンプルと言われているが、内容からすると、ハリス氏とは別次元のことです。)
おそらくですが、彼女の発音がわかり安いのは、両親が移民で、ネイティブ英語話者でないため、長女のカマラは、家庭の中で通訳的な役割を果たしていたからではないでしょうか。
私にも、ニューヨーク在住時代、移民2世の韓国系アメリカ人の恋人がいましたが、彼も韓国語の飛び交う家庭で社会との間をつなぐ役割をしてきたと述べていました。
8月の民主党大会演説、9月11日の初のトランプ氏との討論でようやくハリスの強さ、発信力が認められつつあるようですが、その意味では、私は、4年前の副大統領就任演説から注目していました。
https://www.youtube.com/watch?v=2VdwMNexBHc
下記、英検3級レベルで当会高学年小学生でもカバーできる、カマラの珠玉の言葉たちを、英検対策注釈付きで紹介いたします。
<副大統領就任演説より>
And what he meant was that America's democracy is not guaranteed.
.(つまり、アメリカの民主主義は保証されているわけではないと彼は言っているのだ。)
→democracy is not guaranteed(be動詞+過去分詞~される)
It is only as strong as our willingness
to fight for it, to guard it and never take it for granted.
(それは我々が闘い、守り抜く強い意志にかかっている。民主主義を決して当たり前と思ってはならない。)
→as strong as willingness (as....as~と同じぐらい...である。)
→never take it for granted. (take A for granted:Aを当然のことと思う。あたりまえとする。)
And protecting our democracy takes struggle
.(民主主義を守るためには困難が伴う。)
It takes sacrifice.
(犠牲 も負う。)
→protecting our democracy takes struggle(~動名詞+takes ...:~するには、....が伴う。)
There is joy in it and there is progress.
(しかしその過程には、喜びがある、そして前進がある。)
→there is progress ( there is, are~:がある)
Because We, The People have the power to build a better future
.(なぜなら、私たち、国民は、より良き未来を創る力があるからだ。)
→the power to build a better future(~to不定詞の形容詞的用法)
<民主党大会、大統領候補就任演説より>
She taught us to never complain about injustice, but do something about it. Do something about it.
(彼女は私たちに、不正義に対して決して不平を言うかわりに、何かをしなさいと教えました。行動をせよと。)
→Do something about it.(命令形。主語はなく、動詞の原形が最初に来る。)
That was my mother. And she taught us — and she always — she also taught us, and she also taught us — and never do anything half-assed
(それこそが、私の母でした。彼女はまた常に、常に、私たちに決して中途半端にせず、やり通しなさいと諭したのです。)
→never do anything half-assed (never ~決して~するな。否定の命令形)
<ドラルド・トランプ対カマラ・ハリスの初討論会より>
Donald Trump certainly, should not be telling a woman what to do
with her body.
(ドナルド・トランプ、あなたは、女性に向けて、彼女自身の体をどう扱うか、決して指示すべきでははありません。)
→should~(助動詞~すべき)
→what to do(何をするか。疑問詞+to ~、how to, when to, which to ,などもある。)
I think the American people believe that certain freedoms, in particular the freedom to
make decisions about one's own body, should not be made by the government.
(私は、アメリカ人は、ある種の自由、特に、自身の体について決定する自由を、政府が下すべきでないと信じていると思います。)
→make decisions about ~(~について決定する。)
時代を映す、意味あるメッセージで英語学習を!
英検対策であれ受験英語でも、どうか、無味乾燥な例題でなく、時代を映し出す、意義のあるメッセージを通し、文法や熟語、単語を自分の血肉して欲しいと思うのです。
それが、英語教師としての私の切なる願いであり、当会の理念でもあります。