アスリート食は、鍋!

熊澤彰

熊澤彰

テーマ:おうちクッキング・食育

ぎんざ姿のふぐちり

錣山親方の ちゃんこ鍋は、アスリート食


当店は、お客様のプライバシーを守る店ですので、お客様のお名前は、絶対秘密です。

その中で、故・錣山(しころやま)親方だけは、

「私の名前、ぜひ 出して頂いて結構です」

と、おっしゃって下さって。

たいへん、可愛がってくださった親方でした。

「ふぐは、脱水と、保湿と、熟成ですよねっ」

と、ふぐのうま味の出し方に苦心する 私の工夫を、端的にねぎらって下さったのも、

とても、ありがたかったです。

そんな、錣山親方が仰っていました。

「体を作るなら、煮た野菜と、タンパク質です」

お野菜は、どこかで聞いた お言葉ですが、煮れば、2倍は、食べられます。

その、煮た野菜に、魚や肉のタンパク質を入れて、・・

って、まさに、ちゃんこ鍋ですよね~。

親方のお話で、私のお鍋の概念が、すっかり、アスリート食に変わりました。

「現役時代は、食事を旨いと思ったことが、なかった。

 ひたすら、煮た野菜、タンパク質。」

体作りが、戦績に直結する皆様だからこそ、食事は大切だったんですね。

ふぐへの造詣も、たいへん深い、とても魅力的な親方でした。

「夏でも、ふぐ。夏でも、鍋です。」

天国の親方、本当にありがとうございました。

カラダは鍋

プロレスラー様の お食事も 鍋


本日のお話を裏付ける、もうひとつの、お話を致しましょう。

もう、10年以上も前の、今頃の季節。

移転する前の当店を、著名なプロレスラーの方が、ご利用くださいました。

ご予約の際、

「ふぐちりに、ふぐはいつもの量でよいので、別に白菜を ひとたま」

と、ご注文下さいました。

いつもの、何倍もの大きさのお鍋に、ありったけの白菜。

言葉少なに、「我々はこれで、カラダを作っています」と。

「夏でも、鍋。夏でも、煮た野菜です。」

美味しそうに召し上がる、白菜が、

何よりも、その方の 日ごろの鍛錬を 雄弁に語られているように感じました。



皆様、アスリート食は、鍋! です。



<毎週日曜・水曜 12:30に更新します>

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熊澤彰
専門家

熊澤彰(ふぐ調理師)

ぎんざ姿

ふぐ調理師として40年以上の経験を持つ。自ら日本全国を渡り歩いて選んだこだわりの食材だけを使用。1組の顧客に最大限のおもてなしをしたいという思いから、1日1組最大6名に顧客を限定している。

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