「○○」の改善ができていないマンション管理組合は「働き世代拒否」と同じ
こんにちは、マンション管理士の深山です。
前回のコラムで、専門用語を並べ立てるマンション管理士や管理会社の傾向について述べました。
加えると、管理組合の理事長が専門用語を連発するのも、使い方次第ではマイナスとなります。
『強引な独裁者』といった印象を与え、そこまでいかなくても、前向きな理事会役員のなり手が減ってしまいます。
管理組合(理事会)全体を統率しなければならない理事長自らが、
専門用語の羅列で終始理事会をリードする、そんな場面に遭遇することがあります。
そのような理事会の席では、「理事長の意見には反対だ」と心に思うところがあっても、
「専門用語で反論されたら太刀打ちできないし、話もかみ合わないだろう。
奥さん同士ギクシャクしてもらいたくないし、理事会の雰囲気も悪くしたくない」と考え、
一様に押し黙ってしまいます。日本人コミュニティの特徴なのかもしれません。
「まぁ管理会社もしっかりついてるし、面倒な管理をやってくれているのだから任せよう」と無関心になり、
管理組合活動から遠ざかっていきます。
このような熱心な理事長に共通しているのは、
「話す力」がとても強く、「聴く力」がやや弱いことでしょうか。
「話す時間」を1/3に減らし「聴く時間」を3倍にすることで、
他の理事の関心低下を防ぐことになり、活発で継続性の高い理事会運営が可能となります。
せっかくマンション管理の問題点や面白さに気づき、自ら進んで理事長に立候補いただいた方を、
私はぜひ応援したいと思っています。
ただでさえ引き受け手の少ないマンション理事役員です。
管理に詳しく熱心な方は、管理組合の大きな財産です。
上手にリーダーシップを発揮していただきたいと思いますし、合意形成を支援したいと考えています。
マンション管理コンサルタント メルすみごこち事務所
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