「強いマッサージはアカン」 前に言うたはずやけど

大畠将司

大畠将司

テーマ:肩こり

1年ぶりに来院されたDさま。
その時の悩みも肩こりだったのですが、この度も肩こりです。
カルテを見てみますと、1年前は5回の通院を重ねています。
その時は随分と良くなっていたようです。

仕事は事務職で、パソコンを昼の休憩時間以外はほとんど見続けています。
当然のごとく、2ヶ月ほどで以前と同様の肩こりに悩まされだしました。

それからDさまがどうしたのか?
職場の近くに整骨院が開業したので、そちらでお世話になっていたそうです。
週に2回くらいのペースで通い続けていました。
で、結果は
「最近ますます肩こりが酷くなってきた…」

その整骨院でどのような治療を受けていたのかお聞きしましたところ
①電気治療
②先生のマッサージ
③ウォーターベッド
との事でした。

更に詳しくお聞きしました。
「強く揉んでもらっていませんでしたか?」

ピンポーン!
毎回毎回、かなり強く揉んでもらっていたそうです。

そこで私は言いました。
「以前に私が、「強いマッサージはアカンよ」って注意しませんでしたか?」

Dさま。
「聞いてはいたのですが、強く揉んでもらうとその時は気持ちいいので、ついつい…」

肩こりの方の多くが、強いマッサージを希望する傾向があります。
確かに、気持ち良さが得られるのでそれも理解できます。
でも皆さん、それが更に強い肩こりを引き起こしてしまう事を理解していません。

強いマッサージを受けたからって、直ぐに強い肩こりが起こるのではありません。
継続して強いマッサージを受け続ける事で、そうなります。
それは、なぜか?

筋肉を構成しているのは筋繊維と筋膜ですが、筋繊維はとても細く、筋膜はとても薄いです。
そのように細く薄い組織ですから、強い刺激を加えると、筋繊維も筋膜も容易に傷ついてしまいます。

何度も何度もそんな負傷を繰り返していると、筋繊維と筋膜に癒着が起こります。
癒着を起こした筋繊維&筋膜は、とても動きが悪くなり、動きが悪くなった筋肉内の血液の流れは悪くなります。
血液の流れが悪くなると、当然のごとくコリ症状が起こります。
そんな状況を繰り返していると、コリは間違いなく頑固化するし、増悪します。

私はプロですから、その事を知っています。
だから患者さまには必ず、「強いマッサージはアカン」と忠告します。
でも、忠告を忘れてしまった患者さまは、強いマッサージでコリを頑固化させ、増悪させてしまいます。

強いマッサージはアカン!
覚えておきましょう。

大畠整骨院では、その時だけの安楽なんかではなく、根治を目指して施術を行っています。
どのような改善が得られているのかを知りたい方は、下のページをご覧ください。
[http://www.oohata-seikotsu.jp/contents/case/stiff-neck/]

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大畠将司
専門家

大畠将司(柔道整復師)

大畠整骨院

昭和55年、20歳で整体の道に進み、すでに施術歴43年が過ぎました。肩こり専門に、これだけの経験がある者はそうはいないでしょう。圧倒的な経験に基づく熟練の技で、あなたの肩首をリフレッシュします。

大畠将司プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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