なぜ ”この患者さま”の施術をお断りしたのか?
「原因の解消こそが症状の解消につながる」と私は考えていますので、どのような症状に対しても原因解消に心血を注ぎます。
その症状を起している原因を見つけ出し、その原因解消に絞って施術を行います。
先日、「3年も整骨院に通っているんだけれど、腰痛が良くならない」という患者さまが来院されました。
その整骨院の治療は、腰に電気を当てて、腰全体を揉んで、ストレッチしたりボキボキ鳴らす。
一般的な整骨院・接骨院の典型的な治療内容です。
で当院に来てまで、「もっと強くもんで欲しい」とか「思いっきりボキボキ鳴らして欲しい」とか、「もっとやって欲しい」を希望されました・・・
先にも書いたように、当院の治療の目的は、『原因解消』です。
原因の解消こそが症状の解消につながると考えているからです。
当然そのように説明をして、診察・施術となりました。
この方の腰痛の原因は、腰のスジが痛んでいたのと腰椎の後方ズレと診ました。
よって、私の施術もその二つの原因解消に絞って行いました。
そして施術結果は、「その場で痛みが3以下に軽減」
初回の施術での結果ですから、まずは上々の出来と言っていいでしょう。
この調子で治療を重ねていけば、近い将来には腰痛とサヨナラできる可能性が高いと言えます。
でもこの患者さま、イマイチの顔をしています・・・
どうやら
「強く揉んでくれたらもっと良かったのに」
「ボキボキしてくれたらもっと良かったのに」
のようでした。
揉むとかボキボキ鳴らすは、患者にすれば「やってもらった感」が得られるかもしれないが、原因解消にはならないので私に言わせれば「無駄」
しかも、その無駄な事に対しても料金を支払っていただかねばならない。
「治るために必要な施術で充分なのでは?」と説明をしたのですが、「それでもやってほしい」とこの患者さま・・・
無駄な事をやらされるのはストレスなので、2回目の治療は私の方からお断りしました。
いつか私の言っている事を理解していただければ、その時にこそ、私とこの患者さまに良い信頼関係が生まれるでしょう。
大畠整骨院ホームパージ [http://www.oohata-seikotsu.jp/]