ギックリ腰を起こしやすい人の特徴  

大畠将司

大畠将司

テーマ:腰痛

当院に初めて受診されてから既に20数年になる、石井町在住のEさん(60歳代・男性)
今までに何度となくギックリ腰を起こしています。
毎回のように、痛みから逃れるように『くの字』に腰は曲がってしまい、チョッとした動作でも腰に激痛が走り、悲惨な目に遭っています。

Eさんに限らず、ギックリ腰を起した患者様に「何をしていてギックリ腰になりましたか?」とお聞きすると、ほとんどの方が「チョッとした動作で起こった」と言います。
人によっては、寝ている間に起こってしまった方もいます・・・。
「ごっつい事をしていて起こった」方は、意外と少ないんです。

なぜ、チョッとした動作でギックリ腰が起こるのか?

結論から言えば、『姿勢の悪さ』と『同じような動作の繰り返し』です。

風船で例えて説明しましょう。
少しずつであっても風船の中に空気を入れていくと、いつ裂けてもおかしくないくらいに膨らみます。
で、あと一息、ほんの一息空気を入れたとたんに「パン!」と裂けてしまいます。
「これ以上、空気を入れると裂ける」というボーダーラインを越えたわけです。
私たちの『腰』が風船で、『疲労』が空気と考えればご理解いただけるでしょう。

針金で例えて説明しましょう。
針金を、何度も何度も同じ方向に曲げていると、次第にヒビが入ってきてきます。
そこまでくると、後はほんのひと曲げで「ポキリ!」と折れてしまいます。
これも、「あとひと曲げ」でボーダーラインを越えたわけです。


意外と気づいていないのが、座っている時の腰の負担です。
楽に「ダラ~ン」と座っている時、骨盤や背骨はどうなっていますか?
骨盤は後ろにひっくり返り、背骨も後ろに丸くなっていませんか?
本人は楽に座っているんです。
でも腰(骨盤や腰椎)にとってそのような姿勢は、決して楽じゃありません。
間違いなく過度な負担が加わり、疲労しています。
この疲労が先ほど説明した『風船に入り続けている空気』です。

普段から姿勢が悪いと、腰の特定の個所に負担が加わり続けます。
そうなるとどうなるでしょう?
慢性的な負担で腰の特定の個所が疲労して、“ギックリ腰が起こってしまうような準備”が完成。
準備はできているので、チョッとしたことでボーダーラインを越えて「ギクッ!」
これが、チョッとした事なのにギックリ腰が起こってしまうメカニズムです。

先に登場してもらったEさん。
ギックリ腰の度に、「普段の姿勢に気を付けてください」と口を酸っぱくしながら言ってきました。
でも、一向に気をつけようとしません。
あれだけ痛い目をしたのに、待合室の椅子で座っている姿勢がすでに「ダラ~ン」
家でいる間も間違いなく、「ダラ~ン」でしょうね・・・^_^;

Eさんは仕方がないとして、このコラムを読んでいるあなたには、ギックリ腰予防そして腰痛予防として、普段の姿勢に気をつけていただきたいものです。
不幸にも起こってしまった時はどうすればいいのか?

もちろんそれは、私にお任せください!
プロの技術で着実に確実に癒しますから(^。^)y-.。o○


大畠整骨院ホームページ [http://www.oohata-seikotsu.jp/]

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大畠将司
専門家

大畠将司(柔道整復師)

大畠整骨院

昭和55年、20歳で整体の道に進み、すでに施術歴43年が過ぎました。肩こり専門に、これだけの経験がある者はそうはいないでしょう。圧倒的な経験に基づく熟練の技で、あなたの肩首をリフレッシュします。

大畠将司プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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