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原田恭兵プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

【本の紹介】テストの点数だけでは見えない力とは?『「非認知能力」の育て方』を読んで考えたこと

原田恭兵

原田恭兵

テーマ:書籍紹介

子どもの成長を考えるとき、
どうしても目に入りやすいものがあります。

テストの点数。

通知表。

偏差値。

漢字をいくつ書けるようになったか。

計算がどれくらい速くなったか。

もちろん、学力は大切です。

私自身、
学習塾を運営していますから、
子どもたちの学力を伸ばすことは大切な役割だと考えています。

しかし、
子どもたちを毎日見ていると、

「テストの点数だけでは分からない力も、
その子の成長に大きく関わっている」

と感じることがあります。

そんなことを改めて考えさせられる一冊が、
ボーク重子さんの

『「非認知能力」の育て方―心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育』

です。

今回は本の内容を細かく紹介するというより、
この本をきっかけに、
未来舎が子どもたちに
身につけてほしいと考えている力について
書いてみたいと思います。

「非認知能力」って何だろう?

「非認知能力」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

簡単に言えば、
テストの点数やIQのように
数値で測りやすい力とは
異なる力を指す言葉です。

例えば、

自分でやってみようとする。

うまくいかなくても、もう一度挑戦する。

友達と協力する。

自分の気持ちを伝える。

相手の話を聞く。

自分で考えて行動する。

こうした力です。

本書でも、
自立心、自制心、コミュニケーション、
問題解決、自己肯定感、レジリエンスなど、
数字だけでは表しにくい力について扱われています。

テストで100点を取ったかどうかだけでは、
その子が持っている力のすべては分かりません。

これは、塾で子どもたちを見ていても強く感じることです。

勉強でも「すぐに答えを聞く子」と「まず考えてみる子」がいる

例えば、
分からない問題が出てきたとき。

すぐに、

「先生、分かりません」

と答えを聞く子もいます。

一方で、

「ここまでは分かるんだけど……」

「たぶんこうだと思う」

と、自分なりに考えてから質問する子もいます。

どちらも同じように
問題を間違えるかもしれません。

テストの点数だけを見れば、
違いが表れないこともあります。

でも私は、

「分からないときに、まず自分で考えてみる力」も
学力を支える大切な力

だと思っています。

これは問題集を何ページやったかだけでは、
なかなか身につきません。

日頃から、

考える。

やってみる。

間違える。

もう一度考える。

という経験をどれだけしているかが大切です。

「失敗しないこと」より「失敗したあと、どうするか」

保護者としては、
できれば子どもに失敗してほしくないと思うものです。

忘れ物をしそうなら、

「明日の準備した?」

と言いたくなります。

宿題を忘れそうなら、

「宿題やった?」

と言いたくなります。

困りそうなら、
先に助けてあげたくなります。

もちろん、
年齢によっては大人のサポートが必要です。

ただ、
すべての失敗を
大人が先回りして防いでしまうと、

「失敗した。じゃあどうしよう?」

と子ども自身が考える機会まで
なくなってしまうことがあります。

大切なのは、
失敗しない子にすることではなく、
失敗しても次を考えられる子にしていくこと
ではないでしょうか。

勉強でも同じです。

間違えた問題を全部消して、
きれいな答えだけを書き直す。

それよりも、

「なぜ間違えた?」

「次はどうしたらいい?」

と考える方が、その間違いには価値があります。

関連記事
「子どもの失敗を先回りして防いでいませんか?」

「遊ぶこと」も子どもにとって大切な学び

この本の中で、
未来舎の考え方と
特に重なると感じるテーマの一つが
「遊び」です。

遊びというと、

「勉強していない時間」

のように見えることがあります。

でも、本当にそうでしょうか。

積み木を高く積もうとして倒れる。

どうしたら倒れないか考える。

砂場に水を流してみる。

思った方向に流れない。

もう一度作り直す。

友達と遊んでいて意見がぶつかる。

どうすれば一緒に遊べるか考える。

そこには、

考える→試す→失敗する→工夫する→もう一度試す

という経験があります。

これは、
机の上だけではなかなか得られない学びです。

だから未来舎でも、特に未就学児や小学生の時期には、

「たくさん遊ぶ」
「いろいろなことを体験する」ことを
大切にしてほしい

と考えています。

関連記事
「遊んでばかりで大丈夫?小学校入学前にたくさん遊んでほしい理由」

非認知能力が大切なら、勉強はしなくていい?

ここは誤解してほしくないところです。

「非認知能力が大切」

という話をすると、

「では、勉強やテストの点数は重要ではないの?」

と思われるかもしれません。

私はそうは考えていません。

読み書き。

計算。

知識。

考えるための基礎学力。

これらは当然必要です。

ただ、

「学力か、非認知能力か」という
二者択一で考える必要はない

と思っています。

例えば算数の難しい問題に出会ったとき。

「分からないからやめる」のか。

「もう少し考えてみよう」と思えるのか。

間違えたときに、

「自分にはできない」と終わるのか。

「どこで間違えたんだろう」と考えられるのか。

自分で考える力や粘り強さは、
結果として勉強にも関わってきます。

だから未来舎では、

「勉強ができる子」と同時に、
「自分で考えられる子」を育てたい。

そう考えています。

未来舎が大切にしたいのは「自分でできる」を増やすこと

今回この本を紹介しようと思ったのは、
「非認知能力」という言葉を覚えてほしいからではありません。

未来舎が普段大切にしていることと
重なる部分が多かったからです。

分からないことを「分からない」と言える。

まず自分で考えてみる。

失敗しても、もう一度やってみる。

友達と一緒に何かをする。

いろいろなことを体験する。

そして少しずつ、

「これは自分でできる」

ということを増やしていく。

テストの点数のように、
すぐ数字には表れないかもしれません。

でも、

子どもがこれから長い人生を歩いていくうえで、
こうした力も大切に育てていきたい。

それが未来舎の考え方です。

NEXT佐古の学童でも、
宿題や学習をサポートするだけではなく、
実験やさまざまな体験を取り入れているのはそのためです。

学校が終わってからの時間を、

「ただ預かってもらう時間」

ではなく、

「遊ぶ・体験する・考える・失敗する・もう一度やってみる時間」にしたい。

そして、その積み重ねから「自分でできる」を少しずつ増やしてほしいと思っています。

未来舎NEXT佐古の学童|宿題・学習サポートや実験・体験について詳しく見る

未来舎ホームページはこちら

【今回紹介した本】
『「非認知能力」の育て方―心の強い幸せな子になる0~10歳の家庭教育』

著者:ボーク重子
出版社:小学館
刊行:2018年

子どもの点数や成績だけではなく、
「自分で考える」
「やってみる」
「失敗しても立ち直る」
といった力について
考えてみたい保護者の方に、
手に取ってみてほしい一冊です。

購入はこちらから↓
小学館|ボーク重子『「非認知能力」の育て方』

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原田恭兵
専門家

原田恭兵(塾講師)

学童塾 (株)未来舎

子ども達一人一人をよく見ること、いいところがあったらすぐ褒めること、コミュニケーションをしっかり取ることを重視しています。だからこそ、それぞれの伸ばすべき個性を生かし、人間力と学力を育みます。

原田恭兵プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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