人との付き合い方
「学校では、ちゃんとできていますよ」
先生からはそう言われるのに、家に帰ってくるとまるで別人。
ランドセルを置きっぱなし。
なかなか宿題を始めない。
何度言っても片付けない。
「早くしなさい」と言わないと動かない。
そんなわが子を見て、
「学校ではできるのに、どうして家ではできないの?」
と思ったことはありませんか?
学校でできているのなら、家でもできるはず。
そう考えると、つい、
「学校ではできるんでしょ?」
「家でもちゃんとしてよ」
と言いたくなります。
でも未来舎では、
「学校でできているのに、家ではできない」という事実だけで、
Xその子を怠けていると判断しないことが大切
だと考えています。
今回は、
学校ではしっかりしているのに
家ではダラダラしてしまう子どもについて、
考えてみたいと思います。
学校と家では、子どもに求められているものが違う
学校には時間割があります。
チャイムが鳴れば授業が始まり、
先生から「教科書を開きましょう」と言われます。
周りを見れば、
友達も同じことをしています。
休み時間が終われば席に戻る。
給食の時間になれば準備する。
掃除の時間になれば掃除する。
つまり学校では、
「いつ・何をするのか」が
外からかなり分かりやすく示されています。
一方、家ではどうでしょう。
「帰ったら宿題をしよう」
と思っていても、テレビがあります。
ゲームがあります。
おもちゃがあります。
疲れてソファーに座りたくなることもあります。
さらに、
「宿題をいつ始めるか」
「何から始めるか」
「遊ぶのはいつにするか」
を自分で決めなければならない家庭もあります。
学校で同じ行動ができているからといって、
家でも同じようにできるとは限りません。
環境が違えば、子どもの行動も変わります。
学校で「頑張っている」から、家では力が抜けることもある
もう一つ考えておきたいのが、
学校でどれくらい頑張っているのか
ということです。
授業中は先生の話を聞く。
順番を守る。
友達と一緒に行動する。
嫌なことがあっても、すぐには怒らない。
分からない問題にも取り組む。
給食、掃除、係活動などもあります。
私たち大人でも、
仕事中はある程度気を張っています。
そして家に帰ると、
「疲れた」
とソファーに座りたくなる日があります。
子どもにも同じようなことはあります。
学校で一日頑張って、
家という安心できる場所に帰ってきたからこそ、
気が抜ける。
そう考えると、
家でダラダラしている姿だけを見て、
「この子はだらしない」と決めつけるのは少し早い
のかもしれません。
もちろん、
何でも許せばいいという意味ではありません。
ただ、「できるのにやらない!」と叱る前に、
「今日は疲れているのかな?」
「学校ではどんな一日だったのかな?」
という視点も持っておきたいところです。
「早く宿題しなさい!」の前に、始めやすい環境を作る
では、家では何もしなくてもいいのでしょうか。
そうではありません。
例えば、
毎日宿題を始めるまでに時間がかかるなら、
「早く宿題しなさい!」
を繰り返すだけではなく、
宿題を始めやすい仕組みを作ってみる方法があります。
例えば、
帰宅する
↓
ランドセルを置く
↓
おやつを食べる
↓
少し休む
↓
○時になったら宿題を始める
というように、ある程度流れを決めておく。
あるいは、
「宿題しなさい」
ではなく、
「今日は算数と国語、どっちからやる?」
と聞いてみる。
大人がすべて決めるのではなく、子ども自身が選べる部分を残しておくのも一つです。
子どもを動かすことより、
「自分から動きやすい環境」を作る。
毎日同じことで注意しているなら、
子どもの性格だけではなく、
家庭の仕組みを見直してみる価値があります。
家でできないことを、全部親がやってしまわない
ここで難しいのが、親がどこまで手伝うかです。
朝になっても準備できていない。
忘れ物をしそう。
宿題が終わっていない。
そんな姿を見ると、
つい親が先回りしたくなります。
「これ持った?」
「宿題入れた?」
「水筒は?」
「早く着替えて!」
親が全部確認すれば、
その日はうまくいくかもしれません。
でも、それをずっと続けていると、
「親に言われたら動く」が
習慣になってしまう可能性もあります。
最初から一人で完璧にできる必要はありません。
「明日の準備、何が必要だった?」
「次は何をするんだった?」
と考えるきっかけを渡しながら、
少しずつ自分でできる範囲を増やしていく。
時間はかかります。
失敗することもあります。
でも、
自分でやってみて失敗する経験も、
子どもが自分で動けるようになるためには必要です。
これは、
9月25日の記事で書いた
「体得」にもつながります。
教えてもらっただけではなく、
自分でやってみる。失敗する。考える。
そして、できるようになる。
小学生になってからも、
この積み重ねは大切だと未来舎では考えています。
家で見せる姿だけで、その子を決めつけない
子どもを毎日見ている保護者だからこそ、
気になることがあります。
「何度言ってもできない」
「集中力がない」
「だらしない」
「自分から何もしない」
でも、学校では先生から、
「よく頑張っていますよ」
「友達にも優しいですよ」
「ちゃんと話を聞いていますよ」
と言われる。
どちらが本当の姿なのでしょうか。
おそらく、
どちらも、その子の姿なのだと思います。
学校で頑張っている姿。
家で気を抜いている姿。
難しいことから逃げたくなる姿。
それでも、
好きなことなら夢中になれる姿。
一つの場面だけを見て、
「この子は○○な子」
と決めてしまわないことが大切です。
特に小学生は、
これから少しずつ自分でできることを
増やしていく時期です。
今できないことが、ずっとできないとは限りません。
「自分でできる」を少しずつ増やしていく
未来舎では、
子どもたちに
ただ問題の答えを
教えるだけではなく、
少しずつ「自分でできること」を
増やしていくこと
を大切にしています。
分からない問題がある。
すぐに答えを教えてもらうのではなく、
まず考えてみる。
間違える。
どこを間違えたのか考える。
もう一度やってみる。
そして、
「できた!」
を経験する。
これは勉強だけではありません。
宿題を自分で始める。
必要なものを自分で準備する。
分からなければ「分からない」と言う。
困ったら助けを求める。
こうしたことも、
子どもが成長していく中で
身につけてほしい力です。
学校ではできるのに、家ではできない。
そんな姿を見たとき、
「できるんだから、ちゃんとしなさい」
だけで終わらせるのではなく、
「どうすれば、この子が自分でできるようになるだろう?」
と考えてみる。
その視点が、
子どもの成長につながるのではないでしょうか。
未来舎では、
宿題を終わらせることだけを目的にするのではなく、
子どもたちが少しずつ
「自分で考える」「自分で取り組む」ことが
できるようになる学習環境を大切にしています。
「家ではなかなか勉強を始めない」
「親が言わないと宿題をしない」
「これから少しずつ自分で学習できるようになってほしい」
そんな悩みをお持ちの方は、
未来舎がどのような考えで
子どもたちの学習をサポートしているのか、
ぜひご覧ください。
未来舎の学習・小学生のサポートについてはこちら|未来舎ホームページ


