最近の地銀の住宅ローン
世界的に金利上昇が懸念されていますね。
アメリカでは先日、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を0.75ポイントとを大幅に引き上げました。
イギリスでは、中央銀行のイングランド銀行が12月以降5回目の利上げを発表したし、ブラジル、カナダ、オーストラリア等もすでに利上げを実施してます。
それに引き換え日本ではかなり長い間大幅に金融緩和したままで政策変更はまだありません。
でも、既にグローバル化が進んでる中で日本だけインフレの影響は大丈夫なのでしょうか。
例えば昨年からウッドショックで木材の価格は大幅に上がり、その他にもいろんなものの価格が世界的に上がってます。
世界的にみれば先進国の中で価格のまだ安い国=日本となりますが、わざわざ安く物を売らなくても高く買ってくれる他の国に良い品物は買われていきます。
今後もしばらくはそのような状態が続き物の価格は色んなものが上がっていくように思えます。
話は元に戻りますが世界的に上昇している金利ですが、今後金利が上がった場合を想定して住宅ローンを組む際の毎月の返済額を試算してみました。
*簡単に計算できるように500万円あたりの返済額とします。
500万円あたりの返済額(元利均等返済の場合)金利・返済期間・毎月の返済額
金利 | 20年 | 25年 | 30年 | 35年 |
---|---|---|---|---|
0.6% | 22,113円 | 16,792円 | 14,014円 | 12,030円 |
0.8% | 22,551円 | 18,394円 | 15,626円 | 13,653円 |
1.0% | 22,994円 | 18,843円 | 16,081円 | 14,114円 |
1.2% | 23,443円 | 19,299円 | 16,545円 | 14,585円 |
1.5% | 24,127円 | 19,996円 | 17,256円 | 15,309円 |
2.0% | 25,294円 | 21,192円 | 18,480円 | 16,563円 |
3.0% | 27,729円 | 23,710円 | 21,080円 | 19,242円 |
4.0% | 30,299円 | 26,391円 | 23,870円 | 22,138円 |
この表より例えば2500万円借り入れを行う場合は×5倍で試算出来ます。
毎月の返済金額は上記のようになりますが、ローンが終わるまでの総返済額はかなり変わってきます。
1000万円借り入れた場合の総返済額(元利均等返済の場合・千円以下削除)
金利 | 20年 | 25年 | 30年 | 35年 |
---|---|---|---|---|
0.6% | 1061万円 | 1077万円 | 1093万円 | 1109万円 |
1.0% | 1104万円 | 1131万円 | 1158万円 | 1186万円 |
1.5% | 1158万円 | 1200万円 | 1242万円 | 1286万円 |
2.0% | 1214万円 | 1272万円 | 1331万円 | 1391万円 |
3.0% | 1331万円 | 1423万円 | 1518万円 | 1616万円 |
4.0% | 1454万円 | 1538万円 | 1718万円 | 1860万円 |
5.0% | 1584万円 | 1754万円 | 1932万円 | 2197万円 |
ちなみにアメリカの2022年6月現在の住宅ローン金利は30年固定の住宅ローン金利(週平均)が
5.78%と、約35年ぶりの大きさとなってて、1年間で約2倍に上昇したそうです。
6%を超えるものもあるそうです。
そのような場合だと当初の借入金額は返済終了時には2倍以上の総返済金額になっているかもしれません。
材料価格の高騰もありますが金利高騰も恐ろしいですね。