地域経済分析システム「RESAS」
最近の住宅ローンの金利は1%以下のものも普通にあります。
驚くほどの低金利ですね。
このような環境では「住宅ローン控除」という制度を使えばお金を借りて
金利負担以上にお金が返ってくる「実質マイナス金利」に出来ることがあります。
住宅ローン控除というのは自分が住む住宅を購入し
ローンを組んだ場合、最大4000万円の1%を所得税額などから
控除を10年間受けられる制度です。
(増税後は細かな条件はありますが3年間延長され13年になります。)
4000万円お金を借りて1%控除を受けられたら、40万円となります。
金利が仮に0.6%だったとすれば1年間の金利は24万円です。
ということは金利は24万円なのに控除が40万円となりますので
お金を借りた方が現金で購入するよりお得になります。
(詳細は年末のローン残高での計算や金利も返済方法によって違ってきます。)
昨今のような異常な低金利という特殊な環境がいつまで続くかはわかりませんが
1%以下の金利で固定金利期間10年などで借りられればほとんどリスクがなく
理論上タダもしくは還付金の方が多くなる事になります。
ただし、あくまでも支払った住民税などを還付してくれる「減税」なので、
それだけの税金を納めていない方は納めている額までしか還付されません。
40万円の10年間なので最大400万円なのですが、
ローン残高の1%なので残債が減ると控除金額も減っていきます。
また、中古住宅の場合は築20年まで、鉄筋コンクリートのマンションなどは築25年まで
などの適用条件があるのでご注意ください。
*不動産売買に関わる各種税金についての判断は税務署または税理士に直接お問い合わせください。