【ビジネスコーチング】「できない」と言って来た人を、「できる人」として見る

山根浩二

山根浩二

テーマ:ビジネスコーチング

こんにちは、サポートコーチ出雲の山根浩二です。

コーチの前に、クライアントは何かしらの課題を持って来てくれます。
その中でも、
「これができなくて困っています」
という相談は、結構多いものです。

でも、私はここで一つ大事なことがあると思っています。
その人は、ずっと「できない人」なのかというと、
決してそうではないんですよね。

普段は普通に仕事をしている。
お客様にも対応している。
いろいろな判断をしている。
問題が起きれば、それなりに解決している。

つまり、できていることのほうが圧倒的に多い。
感覚的な話ですが、99%くらいは普通にできている。
その中で、たまたま「これだけは、どうしてもできない」という1%が見つかる。
そして、その1%を抱えて、
「これ、どうしたらいいんでしょう?」
とコーチのところに相談に来てくれる。

私は、このことを結構大事にしています。
なぜなら、コーチの前に来たときだけを見てしまうと、
「この人は、できないことに困っている人」
という見方になってしまうからです。

でも、本当は違う。
この人は、普段はたくさんのことをできている人なんです。
その人の人生や仕事の中で、たまたま今、
「できない」という部分が表に出てきているだけ。

だから私は、最初からその人を「できる人」として
見ていたいと思っています。

もちろん、
「あなたなら絶対できますよ」
と無責任に言うわけではありません。

そういうことではないんです。
むしろ、「この人には、これまでたくさんのことをやってきた経験がある」
「この人には、これまで問題を解決してきた力がある」
という前提で、その人の話を聞く。

そうすると、同じ「できない」という相談でも、少し違って見えてきます。
そして、もう一つ大事なのが、
クライアントがその「できない」を、
私に話してくれるということです。

これって、当たり前のようで、
実は当たり前じゃないと思っています。
「こんなこともできないと思われたらどうしよう」
「こんなことで悩んでいると思われたくない」
「自分の弱いところを見せたくない」
そういう気持ちがあったとしてもおかしくない。

以前にも、男性の知人に聞いてみたことがあります。
その方は「他人には相談しないですね」と教えてくれました。

それでも、ビジネスコーチだからと
「ちょっと相談してみよう」
と思って、コーチの前に持ってきてくれる。
そこには、コーチへの信頼が必要です。

そして、「ここでは話しても大丈夫」
と思える安心感も必要です。

私は、コーチングにはそういう安心・安全な場が大切だと思っています。
自分のできない部分を隠さずに話せる。
「実は、これが怖いんです」
「本当は自信がないんです」
「ここだけは、どうしてもできないんです」
と話せる。

そこまで話してもらえると、
ようやくコーチも一緒にセッションを進めることができます。

そして、クライアントが「話す準備」を
してくれているだけではなく、
「コーチの話も聞いてみよう」
という状態になっていることも大事です。

自分の考えだけで答えを出すのではなく、
「他の見方もあるかもしれない」
と思える。

そこで初めて、コーチからの問いかけや視点が、
その人の中に入っていく。

そして、少しずつ、
「もしかしたら、こういう方法があるかもしれない」
というものが見えてくる。

私は、コーチングセッションの価値って、ここにあると思っています。
「できない」という課題を持ってきた人が、
「できないまま帰る」のではなく、
新しい可能性を見つけて
「じゃあ、やってみようかな」
というところまで変わっていく。
もちろん、その場ですぐにできるようになるとは限りません。

でも、「自分には無理だ」
と思っていたところから、
「もしかしたらできるかもしれない」
に変わるだけでも、大きな変化です。

そして、その変化を起こすためには、
コーチがクライアントをどう見るかということも、
私は大事だと思っています。
「この人はできない人だ」
という前提で話を聞けば、できない理由ばかりが見えてくる。

でも、「この人は、できる人なんだ」
という前提で話を聞いてみる。

そうすると、
「今まで、どうやって問題を解決してきたんだろう?」
「この人が得意なのは何だろう?」
「過去に似たようなことを乗り越えた経験はないだろうか?」
と、違うものが見えてくる。

その人の中にある「できる力」「できる理由」を探すようになるんです。
私は、これもコーチングの大事なところだと思っています。

クライアントは、「できない」という課題を持って来る。
でも、コーチはその人を「できない人」として扱わない。
「できない」という部分は、あくまでその人の一部分。
その人のすべてではありません。

99%できている人が、たった1%の「できない」を
持って相談に来ている。

そう考えると、
「じゃあ、その1%を一緒にどうしていきましょうか」
という話になる。

できないことを責めるのではなく、
できることを探しながら、
その人自身がもう一度「自分もできるかもしれない」と思える状態をつくっていく。

私は、それがコーチングなんじゃないかなと思っています。
そして何より、
「できない」と言えること自体が、実は一つの力なのかもしれません。
一人で抱え込まず、
「ここは自分だけでは難しいから、誰かに相談してみよう」
と選択できた。

それも、その人が前に進むための「できる」の一つです。
だから私は、
「できない」と言ってコーチの前に来てくれた人を、
最初から「できる人」として見ていたい。 


その人の中に、すでにある「できる」を一緒に見つける。

そして、その力を使って、
「できない」を少しずつ「できる」に変えていく。

それが、私が考えるコーチングの一つの価値です。

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

山根浩二プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

山根浩二
専門家

山根浩二(ビジネスコーチ)

サポートコーチ出雲

業績を向上させるには、やる事を足すのではなく『絞る』、それが”引き算型コーチング”の本質です。今、あなたが本当にやるべき一つの事に集中するだけで、狙い通りの結果を手に入れられるようになります。

山根浩二プロは山陰中央新報社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

引き算コーチングのプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ山陰・島根
  3. 島根のビジネス
  4. 島根の経営改善・資金繰り
  5. 山根浩二
  6. コラム一覧
  7. 【ビジネスコーチング】「できない」と言って来た人を、「できる人」として見る

山根浩二プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼