私たちの教室は「親のための」教室
「テレビ・DVD・スマホ・映像を見せすぎていませんか?」
なぜか、
夕方の忙しい時に限って、ぐずぐず言ってくる子どもたち。
「黄昏泣き」と呼ぶそうです。
一日の終わりに外もくら~くなってきて、
なんだかもの悲しい気持ちになるのかもしれませんね。
今の時期はまだ夕方はとても明るいですけれどね。
「だっこ~」と言ってまとわりついてくるわが子を
ついつい「映像」が子守りをしていませんか?
映像+機械音は、
情緒の発達によくないことが科学的に実証されています。
肉声に反応しなくなり、
無表情、無気力な「脳」にしてしまいかねません。
育児相談でママたちのお話を伺っていると
「やっぱり・・・」
ということが近頃、
激増しています。
テレビ・YouTubeは「相手からの一方通行」の映像です。
語彙【ことばの数】が増えるように勘違いしてしまいますが、
それらから学ぶ語彙は
しょせん「機械音」にすぎません。
特に0~2歳までの柔らかい脳に
映像+機械音の刺激はよくありません。
どうしても、というときに
一日の限度を決めて見せるなどの
工夫が大切でしょう。
この時期はできるだけ
肉声+リアルを優先してほしいんです。
また、
家事でどうしても、という時
一人遊びができるように、
楽しいおもちゃや取り組みの材料を
いつも手の届くところにスタンバイさせておくことも必要ですね。
【例】お絵かきセット、
折り紙、積み木・ブロックなどの造形おもちゃ、
ひも通し、豆の分類、パズル…など。
もし、「抱っこ~」とまとわりついてきたら、
「もう!今お母さんはお料理で忙しいの。
ちょっと向こうへ行ってテレビでも見てなさい」は禁句。
「お母さんは今、お料理をつくっているの(状況説明)
時計の長い針が「3」のところにくれば終わるから(期限を区切る)
終わったら一緒にパズルをしましょうね(あとで楽しいご褒美があると教える)
それまで悪いけど一人で待っていてくれるかな?(大好きなママが僕を信頼して頼みごとをしている)」
と言ってくださいね。
回りくどくて、
とても面倒くさいのですが、
この一瞬一瞬の「真剣な対応」が母子の信頼関係を築き、
結局は楽な子育てにつながっていくのです。
本当です。
そんな回りくどくて面倒くさいこと、できませんか?
4、5歳~小学生以降、
「言うことを聞かない」
「聞き分けが悪い」
「暴言を吐く」
「かまってもらえないと拗ねる」
「一人で待てない」など、
難しい子育てに陥ると、それを取り戻すには
大変な努力と忍耐と時間が必要となってきますよ。