無差別殺人を考える
性被害報道
最近連日のようにジャニーズの性被害の報道などがされていますが、その報道を耳にするだけで、心を痛めている方もたくさんいるそうです。
幼少期に性被害を受けて、それがどういうことかさえも分からず、成長してから性被害を受けていたことを理解して、異性と付き合うことに抵抗を感じている方もたくさんいます。
男性の性被害者も女性の性被害者も、過去に負った傷により、その後の異性関係に影響を受けてしまうこともあり、性被害はとてつもなく、その後の人生を変えてしまうことが多いのです。
性被害にあった人は、複雑でいろいろなケースが出てきます
性被害にあった場合、自尊心や自己評価が著しく低下してしまうことがあります。
そのため、他者から自分が価値のある人間であるという確認を得ようとします。
ある人は、意識していなくてもその確認を性的な成功や異性からの注意で得ようとしてしまう事があるのです。
また、性被害によるトラウマから 逃避するために一時的な快感や注意を求める行動に出ることもあります。
一部の被害者が 自分自身を精神的、感情的、物理的に傷つける形で行動する場合もあり、 その背景にはしばしば深刻な心的外傷や混乱が存在します。
性被害は初めて被害を訴えた時の周りの反応が肝心
実は、性被害は初めて被害を訴えた時の周りの反応が肝心なのです。
その対応が回復を左右します。
信じられない気持ち、動揺は勇気をもって訴えた被害者を傷つけてしまう場合があります。
「そんなはずはないでしょう」
「どうしてそんな事になったの?」
「嘘をついているんじゃないの?」
「このことは、誰にも言ってはいけない」
などの言葉は、勇気をもって話してくれた子に
「信じてもらえない」
「非難された」
「人に話すことは悪いこと」と感じさせます。
性被害にあってそのことを打ち明けることは、とても勇気のいることです。
信じてもらえない、責められたと感じること、親の混乱した態度は、さらに子供を傷つけます。
「あなたは悪くない」
「話してくれてありがとう」
勇気を出して自分に話してくれた子供に、できるだけ落ち着いて話を聴いてあげてください。
性的暴力は、加害者が悪いのです。
「あなたが悪いのではない」とはっきり伝えることが大切です。
その後、爆発的な怒りやパニック、気持ちの落ち込みは正常な反応です。
そのことを分かるように話してあげましょう。
この怒りや恐怖、コントロールのきかない気持ちに恐怖心を抱くこともありますが、しっかり感じることが回復を早めます。
なるべく共感して支えましょう。
混乱が激しい時にはいろいろ聞きすぎないことも大切です。
「誰に、何をされたか」だけを簡潔に。専門家でない人が下手に聞くと良くないので専門家の力を借りましょう。
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