不登校のサインを見逃さないために
今日は育てづらい子供の話をします。
「友達とのけんかが絶えない」「すぐ忘れ物をする」「極端に出来ない教科がある」など、行動や運動、学習面で問題を抱える子供たちがいます。集中力がなく、親や先生の話が聞けない、極端に運動ができない、不器用、見たり聞いたりしても言葉や文章に表すことが難しい、などですが、周囲から誤解を受ける事も多く、心を痛めている人がたくさんいます。まわりが理解を深めフォローする事で改善されることもあるので、今日はその話をしたいと思います。
物事に強いこだわりを見せたり、言葉が遅れるなど、明らかな障害の特性がないのに、なぜか他の子と違って育てにくいと思う子供が多くいます、こういった子供は知能の遅れがありません(またはごく軽度)。逆に知能の高い子もいます。ただ、その場の状況に合わせた考え方で行動や態度が出来ず、適応能力に問題があります。
そのため、公共の場や家庭でも誤解を受けやすくなります。普通の場合、コミュニケーション、学習能力、運動などは成長と共に発達しますが、先生に何度怒られても授業中席についていられない、教科書が読めない、喧嘩が絶えないなどで、周囲から「親のしつけが悪い」と問題児扱いされてしまいます。
例えば文字を読むのが苦手な子の中には、拾い読みしてる(文字を一つ一つ追って読む)ので、単語ひとまとまりとしての理解が出来ない場合があります。そして、似たような形の文字の区別がつきにくい([b」と「d」、「あ」と「お」、「ぬ」と「め」、など)、助詞や文字を読み間違えたり、勝手に読み替えたり、文章を読む時にどの行を呼んでいるか分からなくなる、などの場合があります。
もし、小学校3年生くらいになっても、文字の拾い読みが見られる場合には、一度児童精神科や作業療法士などの専門家に見てもらう方が良いと思います。
この他にも、文字を正しく書いたり、写すことが苦手な場合や、数の概念が分からない(「10数えてね」と言われたことは出来ても、数の意味が分からず計算が出来ない)や数の順序が理解できないなどで計算が出来ない場合もあります。この場合、丁寧に周囲がケアをしなければなりません。
以上が主だった学習的な問題のある子の話でしたが、次回はコミュニケーション、行動、運動に問題のある子の話をしたいと思います。
問題のある子を抱えた場合、理解してフォローすればかなりの改善がみられる場合があります。
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