Windows10へ更新後、リカバリできない、リカバリに失敗する場合の原因と解決法とは
間に合わない?Windows11への更新
現在のWindows10の市場残存数からみて、Windows10サポート終了までにWindows11PCの供給が追い付かないのではないかということを以前話題にしました。そこへ関税の問題や最近のWindows11の更新によるトラブルなどが追い打ちをかけ、期限までに残存するWindows10は相当数に上ると思われます。
Microsoftもそのような実態を把握しているかのように、次々とWindows10の延長サポートに関する情報を公表しているようです。
現在わかっている情報を以下のコラムにまとめていますので参照してください。
サポート終了後もWindows10を使い続けたい!有効な対応方法と注意点
https://mbp-japan.com/saga/pc-pro/column/5185227/
Windows10をサポート終了後も使い続けるための対応策
https://mbp-japan.com/saga/pc-pro/column/5185227/#h2-3
Windows10標準のウイルス対策は3年間延長し更新プログラムの提供を継続
具体的には、条件付きでWindows10のサポートを延長できる「ESUプログラム(延長サポート)」を公表しています。
また、Windows 10 上の Microsoft Defender ウイルス対策に対して、2028 年 10 月までセキュリティ インテリジェンス更新プログラムの提供を継続すると明記されています。
これらの情報を合わせて考えると、事実上Windows10のサポート期間は延長されたと言ってもいいでしょう。私が考えるに、最近報道があったMicrosoftの人員削減の問題やWindows11の更新で起きた深刻なトラブルなども影響しているのではないかと推察しています。それでなくても、実際にWindows11への入れ替えが進んでいないという実態を好転させる材料が乏しく、異例の措置を取り始めたといえるのかもしれません。
サポート延長はユーザーにとっていいことなのか?
Windows10のままでしばらく様子を見るというユーザーも増えると思いますが、1点問題があります。古いPCでWindows10を継続使用していくことについて、進化していくWeb環境やアプリケーション環境に追従できなくなりつつあるという問題があります。
詳しく言うと、PCによっては処理能力が追い付かなくなっているものがあり、処理の遅延が起きたり、ドライバ署名の問題などが起きる可能性が増大していくことになります。サポートが延長されるのは良いですが、負荷によるCPUファンの爆音発生や、青い画面が度々出現したりすれば、作業効率に問題が起きます。
それを我慢してまで延長サポートを受け続けるよりも、Windows11への移行を早めたほうが良い場合もあります。サポート延長はあくまでも移行措置期間と考え、その間に新しい環境への更新を計画しておく必要があるでしょう。今後もWindows10に関するMicrosoftの公式情報には注視が必要です。
筆者実績:http://www.kumin.ne.jp/kiw/#ss



