ノートパソコンとタブレット型ノートPC、どちらを購入するか3つの選択要素と気を付けたい注意点とは
メーカー付属だからと言ってドカドカとパソコンに入れない
●パソコンに周辺機器を接続する際にはドライバソフトウェアや専用ソフトなどをインストールする必要があります。そのためプリンタやデジカメ、外付ドライブなどを購入するとドライバ、ソフトウェアディスクなどが添付されています。
●最近ではネットからメーカー公式ページでダウンロードして利用するという方式も多くなりました。
●しかし、インストール時に良く確かめないでメニュー通り進んでしまうと必要のない付属の(おまけの)ソフトウェア群もまとめて全部パソコンにインストールされてしまいます。
●ドライバソフト導入の際にはインストールするソフトウェアが選択できるようになっているので、良く画面を確かめてインストール作業をしてください。「すべてインストール」とか「一括インストール」を選択せずに「カスタムインストール」などの表示から導入選択モードを見つけて、不要なものは導入しないようにします。
●主に「必須」と表示があるものだけを選択して導入しないものはチェックを外してインストールをします。
●メーカー付属のものだから必要なのではないか?とか動作に問題が出ては困るとか、メーカーが作っているから万全なはずだとかいろいろと考えてしまうかもしれません。しかし、ここはまずITサポートの実態を現場で20年近く見てきた専門家の意見も参考にしてください。
●私がそのようにいうわけにはいくつかの理由があります。
機器付属ソフトに依存する環境は問題だらけ
●機器付属の(おまけの)ソフトウェアをどうしても使いたいのなら導入しても良いですが、ほとんどが使わないものになることが多いのです。それはこれまでの実際のサポート事例からも明らかで、ユーザーになぜそのようなソフトが常駐しているか尋ねるとほとんどが使用していないし、そもそもどうして入ったのかわからないというのです。
●メーカーの付属品だからすべて必要なものというわけではありません。中には常駐してメモリを占有したりネットワークで監視状態になるなどしメーカーのサーバーと通信させるようなものもあって、決して良いことばかりだとは限らないのです。
●それから、あくまでも付属(おまけ)のソフトですから必ずしも「出来が良い」とは限りません。アップデートなどもほとんどなかったり、新しいOSとの互換性もなかったり、そのバージョンでおしまいになったりします。
●折角、そのソフトに慣れたとか使えるようになったのに、OSのアップデート後に起動しない、バグが発生して使えなくなったなど実際に起きています。アップグレードした新しいOSに対応しない場合もあります。だからと言ってそれに対応するアップデートやパッチが用意されることはほとんどありません。
●主な例としては、プリンタに付属の常駐型サポートツール、プリントサービスツール、画像編集ツール、プリントユーティリティー、ストレージデバイスなどに付属のRAMドライブソフト、デジカメに付属のクラウド共有、アップロードツールなど・・。
●このようなものを周辺機器毎に次々と全部導入してしまうとパソコン内は常駐、非常駐も含めてお祭り騒ぎのような状態になってしまいます。その結果パソコンが重い、変な画面が出るようになって邪魔だ・・・など実際にサポートで持ち込まれてくるパソコンの半数はそんな状況になっているのです。※特にCanonのプリンターツール
●有名メーカーのものだから・・・と頭から信じてしまうのではなく、必要なものだけを選択してください。
●機器付属ソフトに依存した使用環境はなるべく避けた方が良く、もっと出来のいいフリーソフトなどもありますので代替していくことも必要です。
●最後に、最悪のパターンは十数年前の周辺機器に付属していたようなCDなどを引っ張り出してきてインストールする行為です。古すぎるソフトウェアの導入はシステムをおかしくしてしまう可能性が高くなります。どんな理由があるにせよ、古いソフトウェアは導入すべきではありません。最新の機器用ソフトはネットのメーカー公式ページから導入してください。検索で出てくる公式外のページからインストールしないように。
九州インターワークス 注目のページ
「パソコンがおそい、固まる主な原因」
http://www.kumin.ne.jp/kiw/osoi.htm