耐震化済み「体育館」も倒壊のおそれ
「文化審議会」が、「国連教育科学文化機関(ユネスコ)」の「無形文化遺産」登録の提案候補に、「伝統建築工匠の技 木造建造物を受け継ぐための伝統技術」を選定したといいます。
「宮大工」や「左官」などが継承する伝統的な建造物の修理や木工、屋根瓦葺などの技術14件を一括して提案し、2020年11月頃に「ユネスコ」で審議決定される見通しだといわれています。
提案する「伝統木造建築技術14件」は、文化財修理や材料/道具の製作などの技術の保護を目的にした国の選定保存技術になっています。
14件の技術(保存団体)は以下の通りです。
▽建造物修理(文化財建造物保存技術協会)
▽建造物木工(文化財建造物保存技術協会、日本伝統建築技術保存会)
▽檜皮葺(ひわだぶき)・柿葺(全国社寺等屋根工事技術保存会)▽かやぶき(全国社寺等屋根工事技術保存会)▽建造物装飾(社寺建造物美術保存技術協会)▽建造物彩色(日光社寺文化財保存会)▽建造物漆塗(日光社寺文化財保存会)
▽屋根瓦葺〈本瓦葺〉(日本伝統瓦技術保存会)
▽左官〈日本壁〉(全国文化財壁技術保存会)
▽建具製作(全国伝統建具技術保存会)
▽畳製作(文化財畳保存会)
▽装〓(さんずいに黄の異体字)修理技術(国宝修理装〓(さんずいに黄の異体字)師連盟)
▽日本産漆生産・精製(日本文化材漆協会、日本うるしかき技術保存会)
▽縁付金箔(きんぱく)製造(金沢金箔伝統技術保存会)。
(讀賣新聞2018.02.08抜粋)