「マルモッタン・モネ美術館」:パリ
「アジアハイウェイ」(“Asian Highway”)は、「アジア」における国境を超えた国際的な道路網で、現代の「シルクロード」であり、「パンアメリカン・ハイウェイ」や「ヨーロッパの国際高速道路網」のアジア版です。
「アジアハイウェイ1号線」(「AH1」)は、「日本」を起点として、「韓国」「北朝鮮」「中国」「ベトナム」「カンボジア」「タイ」「ミャンマー」「インド」「バングラデシュ」「パキスタン」「アフガニスタン」「イラン」を経た「トルコ」と「ブルガリア」の国境が終点で、更に「ヨーロッパ」の自動車道路へ接続しています。14カ国を経由し、総延長は約2万kmにおよびます。
「AH1」の起点は「日本国道路元標」がある東京「日本橋」で、「首都高速」の「都心環状線」と「3号渋谷線」、更に「東名高速」「名神高速」「中国道」「山陽道」「関門橋」「九州道」「福岡高速」の4号線と1号線を経由して、「博多港」と「韓国・釜山港」間のフェリーへ連絡しています。
「AH1」の標識は、起点にはもちろん、構成する各路線にも設置され、全国18カ所にあります。
「日本」は、2003年に「アジアハイウェイ」へ参加しましたが、日本国内での標識設置は今年の6月になってからといいます。
実際にそのまま走っては行けませんが、「インド」「トルコ」、そして「ヨーロッパ」まで続く道が身近にあり、感慨深いものがあります。
(讀賣新聞16.03.14抜粋)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所