「マルモッタン・モネ美術館」:パリ
「大正時代」に入ると、「大正デモクラシー」と呼ばれる「民主主義」運動が活発になり始めた時代で、「吉野作造」が唱えた「民本主義」は、「大正デモクラシー」を支えた理論でした。
「吉野作造」は、2つの視点から「主権」というものについて考えています。
当時は、「大日本帝国憲法」によって「天皇」主権が定められていたので、主権は「天皇」にあるという見方でした。しかし、主権は「天皇」にあっても、目的は「国民」の幸福のためではないのかとする「吉野作造」の考え方が「民本主義」です。
「民主主義」と言ってしまうと、「天皇」の持つ主権を廃止しなければならないのではないかと過激に取られてしまう可能性があったことから、「民本主義」という言葉を使ったと言われます。
(讀賣新聞16.01.07抜粋)
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