「マルモッタン・モネ美術館」:パリ
「炭酸水」の定義は、「二酸化炭素(炭酸ガス)が溶け込んだ状態の水」です。「発泡水」とか、「ガス入りの水」と呼ばれることもあります。
溶け込んでいる「二酸化炭素」については、「天然のもの」(湧水として汲み上げられる時にすでに「二酸化炭素」を沢山含む天然の状態で発泡しているもの)と、「添加しているもの」(汲み上げられた水に「二酸化炭素」を後に添加しているもの)とがあります
日本では、「大分」や「奥会津」などの限られた場所を除いて、ほとんど天然の「炭酸水」は無く、国産として販売されている「炭酸水」の多くは、人工的に炭酸を加えたものだといいます。
最近は天然水を使ったものも発売されるようになりましたが、それまでは「水道水」を加工した水や、「純水」「RO水」(RO膜を使ってミネラルや不純物を除去した水)などに、炭酸を加えたタイプのものが主流でした。
一般的に、「RO水」や「軟水」に炭酸が入ったタイプは、酸味が強く感じられるといいます。
この酸味を抑えるために、「塩化カルシウム」や「硫酸マグネシウム」などを添加しているものもあり、水に含まれるミネラルと炭酸との相性や、含まれる炭酸の度合いによって、味わいやのど越しなどは様々です。
水の味を味わうというより、のど越しを楽しむタイプが多く、炭酸が強めに入っていることも特徴です。
今宵は「ハイボール」か「酎ハイ」で一杯!
(2015.1.12:讀賣新聞)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所