「アウアーバッハス・ケラー」:ドイツ「ライプチヒ」
「バイキング」“Viking”を「食べ放題」とするのは、完全な和製英語で、「日本」以外では「韓国」の一部など限られたところで使われているにすぎません。
1957年、当時の「帝国ホテル」支配人の「犬丸徹三さん」が旅先の「デンマーク」で「スモーガスボード」(北欧の食べ放題)を目にしたのがきっかけといわれています。
「犬丸さん」は、内容的に「これはいける」と確信し、当時「パリ」の「リッツ・ホテル」で研修中の後に「帝国ホテル」のコック長となる「村上信夫さん」に料理内容の研究を指示したといわれます。
一方「スモーガスボード」が非常に言いにくく馴染みが無いため、新しいレストランの名称を社内公募した結果、「北欧と言えばバイキング」という発想と、当時「帝国ホテル」近くの「日比谷映画劇場」で上映されていた『バイキング』(1958年)という映画の中の豪快な食事シーンが印象的だったことから、これを『バイキング』と名付けることに決定し、1958年「帝国ホテル」内に『バイキングレストラン』がオープンするに至ったそうです。
このレストランは大変好評を博し、「バイキング」は「ビュッフェレストラン」の代名詞となりました。
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所