「アウアーバッハス・ケラー」:ドイツ「ライプチヒ」
「ラウル・デュフィ」(1877-1953)は、「ピカソ」や「マティス」などとともに、20世紀前半にフランスで活躍した画家です。
代表作である、パリ万国博覧会のための装飾壁画《電気の精》(パリ市立近代美術館蔵)のように、明るい色彩と軽快な筆さばきで描く、独自のスタイルを築いています。
描き出される南仏の街や社交界といった近代生活の諸相は、華やかさ、軽やかさを湛え、今もなお多くの人々を魅了しています。
社会や生活の明るい側面を鮮やかな色彩と軽やかなタッチで描く「デュフィ」の作品は、「生きる喜び」を表現するものとして評されてきました。
「パリ市立近代美術館」「パリ国立近代美術館(ポンピドゥー・センター)」「アンドレ・マルロー近代美術館(ル・アーヴル)」「ロンドンのテート」など、「デュフィ」の重要なコレクションを有するヨーロッパの美術館から協力を得て展示される作品は、代表作をはじめ、日本初公開を含む、油彩、素描、版画、テキスタイル、服飾、陶器、家具など多種におよんでいます。
《2014.07.17讀賣新聞》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所