オルネラ・ヴァノー二「逢いびき」
「サモトラケのニケ」は、1863年にエーゲ海の「サモトラケ島」で発掘された彫像です。
「ニケ」とは、ギリシャ神話に登場する「勝利の女神」です。ローマ神話ではヴィクトーリア(ウィクトリア、Victōria)にあたります。
「勝利の女神」である「ニケ」は、翼のある女神像として表されることが多く、ルーヴル美術館の「ニケ」も大きな美しい翼が特徴で、ギリシャ彫刻の最高傑作といわれる作品です。
勝利の女神の役割は、勝利を伝達すること(勝利をもたらすことではなく)にあります。そのため、いち早く勝利の知らせを届けるために、空からやってくると考えられています。
ルーヴル美術館「3大至宝」である「ニケ」の彫像が修復を終え、お披露目されました。「日本テレビホールディングス」などの寄付によって10か月かけて大理石の洗浄などが行われ、本来の白く輝く美しさを取り戻したといいます。
《2014.07.09讀賣新聞》
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所