オルネラ・ヴァノー二「逢いびき」
「パリ」に33年間居住し、「丘の画伯」と呼ばれた画家「小林善弘」さん(1925年~2005年)の回顧展が、大阪市北区芝田2の「芝田町画廊」で開かれています。前期は17日までで、作品を入れ替える後期は19日〜24日です。
「小林善弘」さんは、戦後に大阪市内で本格的に絵画を学び、1972年に渡仏し、「パリ」の建物など風景を描き続けました。
「モンマントルの丘」の「テルトル広場」で、観光客相手に似顔絵を描いて生計を立てていましたが、帰国して個展の開催を企画していた2005年に病に倒れて死亡しました。
その後、妻の喜子さんも個展の夢を実現できないまま、2008年に「パリ」で急死し、後には数多くの作品が残されました。
生前につきあいのあった箕面市の「金森千鶴子」さんは《個展を開きたい》という2人の悲願を引き継ぎ、実行委員会をつくって「回顧展」を企画し、その回顧展は2011年から4回目となります。
「金森千鶴子」さんは、《喜子さんに『個展を開くときには、手伝うから』と約束した。「パリ」観光に行って、小林さんに似顔絵を描いてもらったという人もいる。大勢の人に作品を見てほしい》と話しています。
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所