「エルミタージュ美術館」の【警備ネコ】

高塚哲治

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テーマ:一休み

 「エルミタージュ美術館」には、「ダヴィンチ」「ラファエロ」「レンブラント」「ゴッホ」などをはじめとした貴重な美術品300万点以上が所蔵されていますが、もうひとつ名物があります。それは【警備ネコ】です。これらの美術品を50~70匹のネコが守っているのです。
 かつて、「エルミタージュ美術館」では、ネズミの被害が深刻で、効果的にネズミを駆除し、かつ安全に美術品を守る方法はないかと思案した末、ネコを警備員として採用することが決定されたそうで、一説によると、1500キロも離れた地からネコが連れて来られたようです。
 【警備ネコ】たちは、たまに外に散歩に出ることもあるものの、めったに来館者の前には現れることはなく、地下室やバックヤードに所蔵されているコレクションを物静かに監視しているとのこと。「縁の下の力持ち」というところです。
 地下室には【警備ネコ】の休憩所が用意され、一匹一匹には名前がつけられ、専属のスタッフが食事などの世話をしているそうで、美術館のスタッフは、ほとんどのネコの名前と顔が一致しているといいます。また、別の区画には病気やケガをしたネコを収容する場所も設けているそうです。
 一度は、【警備ネコ】にお目にかかりたいものです




《讀賣新聞13.04.13》






タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治
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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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