「建築って何?(66)」マンション大規模修繕工事:シーリング材

高塚哲治

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テーマ:建築の仕組み

 「シーリング材」は止水の保持を目的として、コンクリートの「打継ぎ部分」や「ひび割れ誘発目地」「金物とコンクリートの接合部分」「窓・出入ロサッシ廻り」などに充填されている柔軟硬化型の防水処理材です。
 様々な材質があり、求められる機能や性能によって使い分けられています。風雨や太陽光(紫外線)、排気ガス等によって劣化が進行し、接着面の剥離やひび割れ、固化などの現象が生じます。修繕工事は既存シーリング材を撤去し、下地を清掃後、新規に「シーリング材」を充填する方法が一般的です。
 修繕周期は露出して使用する「シーリング材」は7~10年、仕上塗材などによる被覆シーリング材は8~12年が目安となります。マンション改修では、一般的に大規模修繕時に合せて「シーリング材」を再充填します。





設計監理/調査鑑定/CM(コンストラクションマネジメント)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治
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高塚哲治(建築家)

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大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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