「ライフサイクルマネジメント」:コンクリートの劣化
「シーリング材」は止水の保持を目的として、コンクリートの「打継ぎ部分」や「ひび割れ誘発目地」「金物とコンクリートの接合部分」「窓・出入ロサッシ廻り」などに充填されている柔軟硬化型の防水処理材です。
様々な材質があり、求められる機能や性能によって使い分けられています。風雨や太陽光(紫外線)、排気ガス等によって劣化が進行し、接着面の剥離やひび割れ、固化などの現象が生じます。修繕工事は既存シーリング材を撤去し、下地を清掃後、新規に「シーリング材」を充填する方法が一般的です。
修繕周期は露出して使用する「シーリング材」は7~10年、仕上塗材などによる被覆シーリング材は8~12年が目安となります。マンション改修では、一般的に大規模修繕時に合せて「シーリング材」を再充填します。
設計監理/調査鑑定/CM(コンストラクションマネジメント)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所