「建築って何?(54)」「通気管」の目的

高塚哲治

高塚哲治

テーマ:建築の仕組み

 「排水管」内の排水は、空気と水が混ざる複雑な流れです。非定常な流れによって空気は乱され、管内圧力が「正圧」になったり「負圧」になったりします。管内の圧力が「負圧」であると「封水」が排水管内に引っ張られて、「封水」深さを超えると「封水」が切れてしまいます。また、管内圧力が「正圧」になると、器具から水や洗剤泡が吹き出したりします。
 この現象を緩和するためには、管内が「正圧」の場合は空気を逃がし、「負圧」の場合は空気を供給することが必要となります。この目的を果たすものが【通気管】です。また、【通気管】は「排水管」内を換気する役割も果たしています。



設計監理/調査鑑定/CM(コンストラクションマネジメント)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治
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高塚哲治(建築家)

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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