「建築って何?(44)」マンション「大規模修繕工事」費用の特徴

高塚哲治

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テーマ:建築の仕組み

 マンション「大規模修繕工事」に必要となる費用は新築工事時のように画一的ではありません。
a)固有条件によるもの…マンション規模では小規模なものほど、また、階数が少ないものほど戸当たり負担額は大きくなる。更に、形態/周辺の状況も工事費に影響し、仮設費等に違いが表れる。経年劣化等により傷みが進んでいるものは、当然修繕費が増える。また、建設当初の問題(瑕疵などの施工不良)は第1回目の大規模修繕費に影響する。
b)工事発注の方法、施工業者の選定方法によるもの…施工会社選定方法による違いは大きい。設計監理方式での競争見積でも、見積額にかなりの開きがでる場合がある。
c)改修仕様、工法によるもの…外壁等の大規模修繕工事では、第2回と第2回目では工事内容が異なってくる。また、単一目的の工事から関連工事をできるだけまとめて行うことによりスケールメリットを図るものも多い。
などの条件/方法から、費用は大きく異なってきます。
 先ずは、マンション問題/コスト管理に詳しい専門家に相談を!



設計監理/調査鑑定/CM(コンストラクションマネジメント)
タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

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高塚哲治
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高塚哲治(建築家)

タウ・プロジェクトマネジメンツ一級建築士事務所

大手設計会社での豊富な経験を生かし、多くの欠陥住宅問題を手がけ、日本ではまだなじみの薄いCM(コンストラクションマネジメント)を広く世間に発信し、遂行している

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