身近な能力主義はスポーツ

真田直和

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テーマ:人事制度

高校野球の真っ最中ですね。

炎天下の中、高校球児はこれまでの練習の成果を発揮するために戦っています。
観戦している私たちは、その試合の中でのドラマを想像して感極まることもあるでしょう。

その野球ですが、レギュラーは9人、ベンチには控えの選手としてなども含めて20人までだそうです。
全国から成績優秀な学生が集まる有名高校などでレギュラーの9人に選考されるのはとても大変なことは、想像できます。

では、どのように選考されるのでしょうか。
選考にあたっては、監督や指導者の主観だけでなく、客観的なデータに基づいて選考されていると思います。
たとえば、練習試合や紅白戦の結果や選手個々の能力を数値化して判断しているはずです。
打者でいえば、打率。投手で言えば防御力などの数値ではないでしょうか。

もちろん、それだけではないと思いますが、チーム目標を達成するためにはどの選手を選考することがベストなのかを基準にしているはずです。
ムービーメーカー、頑張り屋、心配りなどチームワークとして必要な要素はあります。
しかし、それよりもまずはチーム目標の達成を考えるはずです。

このように、スポーツでは能力主義が当たり前のように感じますが、ビジネスではどうでしょう。
「やる気」、「帰属意識」などの情意評価が中心になっていないでしょうか。

企業にも目標があります。
その目標に対して個々に与えられた仕事をどれだけ達成できたのに、もう少し比重を置いた評価制度が必要と考えます

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真田直和
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真田直和(特定社会保険労務士)

真田直和社会保険労務士事務所

解雇、残業、労働時間など「人」に関する労務問題を4万件以上解決。また、大企業から中小企業まで幅広い業種の人事評価制度設計のコンサルティング実績も豊富です。

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