人材不足の状況は昔も今も同じ職種
パーソル総合研究所が5月30日に公表した「転勤に関する定量調査」によると、就活生の約50%が転勤を嫌う結果だそうです。
さらに、中途採用者も同じ傾向でした。
私も会社員平成時代、転勤を2回しました。
その当時、「転勤は経験になるのでキャリアップに繋がるよ」と、上司に勧められたのを記憶します。
確かに、当時は転勤して出世する風潮が社内にありました。
そして、私も出世することができました。
しかし、その一方で転勤コストや生活環境の変化など、様々な負担もありました。
転勤は本当に必要なのでしょうか。
違った環境になれば経験を積むことができるのは確かです。
しかし、転勤だけでした積むことができない経験がどれぐらいあるのでしょうか。
それよりも失うことも多いのではないでしょうか。
転勤はその方の人生を左右するものと考えます。
人事系部署の担当者が安易に決めることではありません。
本人の意向や適性を十分に考慮し、転勤でしか補えないものがあるかを判断するべきです。
パーソル総合研究所:転勤に関する定量調査
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/assets/transfer.pdf
エン・ジャパン:「転勤」に関する意識調査(2024)
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2024/36874.html