新入社員研修よりも先輩社員、上司への研修も必要?

真田直和

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テーマ:人事制度

もうすぐ新卒者が入社していきます。
多くの企業で新入社員研修の準備をされているはずです。
本人たちも期待に溢れていますが、それは企業も同じではないでしょうか。

厚生労働省が「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)」を公表しています。
それによると、就職後3年以内の離職率は、高卒が37%、大卒では32%です。
3人に1人が離職をする時代。

皆様の実感はどうでしょうか。

退職の理由としては、多いのは下記です。
【男性】
・労働時間、休日等の労働条件が悪かった 14.3%
・仕事の内容に興味を持てなかった 9.6%
【女性】
・労働時間、休日等の労働条件が悪かった 13.5%
・職場環境の人間関係が好ましくなかった 8.5%
(厚生労働省 令和4年雇用動向調査結果の概況 転職入職者が前職を辞めた理由 20~24歳抜粋)

性別を問わず「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」という回答には、そもそも採用時点での具体的な説明が不足していたのかもしれませんね。
また、仕事の内容への興味や人間関係については、仕事への考え方やコミュニケーションの取り方に関しての教育が必要と考えます。
しかし、右も左もわからない新入社員に対して仕事や会社風土の印象は、目の前で働く先輩社員や上司ではないでしょうか。

新入社員研修はもちろんですが、先輩社員や上司にもコミュニケーションスキルを磨くための研修が必要と考えます。

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真田直和
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真田直和(特定社会保険労務士)

真田直和社会保険労務士事務所

解雇、残業、労働時間など「人」に関する労務問題を4万件以上解決。また、大企業から中小企業まで幅広い業種の人事評価制度設計のコンサルティング実績も豊富です。

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