コロナ危機でわかること

真田直和

真田直和

テーマ:人事制度

コロナ危機はこれまでにない経験です。

中小企業の経営者、そこで働く従業員はとても不安ではないでしょうか。

経営者は売上減少、家賃の支払い、そして従業員の雇用の維持を考えると夜も眠れないと思います。
そして、従業員は仕事による給与カット、休業手当、さらには解雇など不安でいっぱいです。

まずは、この危機的状況を乗り越えることが最優先です。
しかし、この危機的状況で2つのことがわかります。
常に「人」の問題にするということ。
見通しがとても大切であること。
ひとつは、自粛により人の行動を変えるようにと言われています。
もちろん、自粛には協力しなければなりません。
しかし、自粛に協力できない状況の方もいます。
その時、多くの人はその方を責めます。
しかし、その方でも自粛に協力できるような環境を整備することがとても重要です。

つぎは、見通しです。
人は先行きが具体的にわからないと不安になります。
日常的にはあまり意識していません。
しかし、緊急事態宣言が延長されると、いつコロナが終息するの?と、とても不安になりますね。

私は長くISOコンサルタントとして、ISO認証コンサルティングや企業にPDCAサイクルの研修も行ってきました。
ISOとはISO9001(品質)やISO14001(環境)で知られている国際規格です。
これらは番号で品質や環境とテーマは異なりますが、基本は組織の仕組み(マネジメントシステム)の構築が目的です。

ISOは人が行動できない状況を、組織の仕組み(マネジメントシステム)に問題があるとしています。

今まさに、人ではなく組織として変容するチャンスなのかもしれません。
在宅、短時間勤務、時差出勤、営業方法など様々な分野での変容を、従業員とともに考えることができればと考えています。

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真田直和
専門家

真田直和(特定社会保険労務士)

真田直和社会保険労務士事務所

解雇、残業、労働時間など「人」に関する労務問題を4万件以上解決。また、大企業から中小企業まで幅広い業種の人事評価制度設計のコンサルティング実績も豊富です。

真田直和プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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