コロナ危機でわかること
もっとも多く普及している退職金制度に基本給連動型があります。
この制度は基本給(算定基礎賃金ともいう)に勤続年数別の支給率をかけて支給します。
たとえば、基本給×勤続年数20年の支給率という具合です。
また、勤続年数別の支給率はある程度までは低水準です。
それは、退職金の支給の目的は、
在職中の貢献度に対する功労
在職中の賃金の後払い
老後の生活補助
などだからです。
一般的には20年を超えると支給率は徐々に高くなり、定年時で100%になります。
まさに、ニンジンをぶら下げて走る馬のようですね。
これが、長く会社に勤めることが会社に貢献している日本の終身雇用制度そのものなんです。
終身雇用が崩れる中、貢献度のものさしが勤続年数だけで良いのでしょうか?
より成果を反映できる退職金制度の導入を検討する必要があると思います。