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原聡彦

医療経営指導のプロ

原聡彦(はらとしひこ)

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コラム

院長夫人の経理

私どもの院長夫人コーチングのクライアントでクリニック経営のマネジメントに真剣に取り組んでいる院長夫人のコラムをお届けします。今回は「院長夫人の経理」をお届け致します。

今回は、クリニックの経営の要の仕事、『経理』について、考えてみたいと思います。
先日、救命病棟24時という救急医療の現場を描いたドラマの中で、院長がこう言っていました。
「命の現場にいる者は、金の心配などしなくてよい」と。

クリニックの院長夫人でお金を預かっておられる方から大きな病院の事務長や経理部長さんまで、このことばを聞かれたら、いろんな意見をおもちになるのではないでしょうか。
私はお金の管理を基本的に院長に任されて、顧問税理士さんの指導を受けながら日々奮闘しています。
トイレットペーパーの値段から恐ろしく高額な超音波装置や物理療法機器の値段まで把握しています。スタッフに設備や必要機器のことで、不都合を訴えられると、“いくらかかるか全く考えずに、自分たちの都合だけで無邪気パワーで言いたいこと言うて!”と思ったり、“ケチってるとスタッフに思われたのか?!”とか、だれもそんなこと言ってないのに被害妄想になったりします。お金を預かると、それが組織のお金だと思うと小さなお金が気になったりするものです。人件費も気になります。新人さんがいきなり辞めたりすると、その人の分をがんばってるスタッフの給料上げてでも雇うんじゃなかったとか、消耗品を無断で持って帰るスタッフがいるなんてよそのクリニックの話を聞くと、そんなことが起こっていないか気になったりと、細かいうっとおしい経理ババアの誕生です。

経理分野の管理をして4年半になりました。ここで今一度、最初のことば、「命の現場は金のことなど心配しなくてよい」に立ち返りたいと思います。支払基金や国保連の審査は、以前に比べて突合点検などを含めて厳しくなり、正当な医療であることを証明できても減点されるという事態を受け止めることも多くなっています。しかし、そのような困難な時代だからこそ、皆保険制度に感謝し、命の現場の院長とスタッフにお金のことは心配しなくてよいということばをかけられる手腕が欲しいなと思ったりします。難しいことです。でも、絞ろう絞ろうという観点でなく、現場に心配をかけずにリスクマネジメントができるようになれば、スーパー院長夫人なのだと思います。救急、急性期〜慢性期、在宅、緩和ケアまですべての医療従事者が専門性を発揮できるように、スーパー経理の修行を極めたいと思います。真摯に取り組む医療現場が、企業経営の厳しい経理視点をもち、健全経営が継続されるようにと経理に関して、はじめの一歩を意識するのに4年もかかったというお話です。

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