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原聡彦

医療経営指導の専門家

原聡彦(はらとしひこ) / 医業経営コンサルタント

合同会社 MASパートナーズ

コラム

クリニックチームビルディングにおけるリーダーづくり

2013年7月28日

テーマ:院長夫人コーチング~クリニック経営奮闘記~

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: チームビルディング

私どもの院長夫人コーチングのクライアント様でクリニック経営のマネジメントに真剣に取り組んでいる院長夫人のコラムをお届けします。

相変わらず迷いながら院長夫人業務で忙しくしています。
クリニックは開院5年目に突入し、整形外科という特徴も含めてスタッフの数が開院時の倍以上になりました。人員が充足してきたからといってまとまりやすいわけではありません。

しかし、私は今のところクリニックチームのそこそこのまとまりと、チームパフォーマンスに発展途上にあるとはいえ、4年の経過でここまでたどり着いたことに満足しています。

カギを握っているのは4人のリーダー達です。
注意事項や新しいルールがスタッフ全員へタイムリーに正しく伝わらないことが非常に多く、1人1人をつかまえて同じことを院長も私も何度も同じ説明を繰り返し、それでも周知徹底できない状況の改善や、新人さんの教育とフォローを任せたかったり、部門間の意見交換や連携を充実させたかったりという院長の思いを実現させようと2年前にリーダーを誕生させました。

選抜にあたって、雇用形態や勤続年数、性格や技量などの観点から悩ましい点もありましたが、不完全で当然であるため成長幅が重要と考えて選抜しました。

その後、リーダー全員と院長とのミーティングの開催、新人教育を担当し、提出される日誌の確認作業、以前に紹介したメーリングリストによるニュースの発信担当といった、完全に任せる業務を決めました。また、研修の主催をリーダーに担当してもらい、私が手伝う立ち位置になったり、マニュアル作成を共同作業するような、リーダーと共にすすめる業務も作りました。

私もここ2年間はリーダーに支えられて、前進できたと思っています。
観察していると、リーダー同士が支え合う場面もみられ、期待以上に力を発揮してくれたと思います。

もちろんリーダー意識が低く不充分な点もあるリーダーもいますが、それは私も同じです。
そもそも、院長も完璧ではなく、私自身が不充分、不完全極まりないリーダーなのですから、今、完全であることよりも一緒に影響し合って成長していけるリーダーが私の院長夫人業務、そして最終的には院長や患者さんを支えてくれることは言うまでもありません。
成長には試行錯誤が必要です。

わがクリニックでは、今年さらなるリーダーの成長を目指して2ヶ月に一度リーダー研修を始めました。これらの経験を通して、クリニックのチームビルディングにリーダーづくりが大きなカギを握っていると実感しています。

この記事を書いたプロ

原聡彦

医療経営指導の専門家

原聡彦(合同会社 MASパートナーズ)

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