クリニックを支える口うるさい女性スタッフ

原聡彦

原聡彦

テーマ:院長夫人コーチング~クリニック経営奮闘記~

【院長夫人コーチング日々是勉強~クリニック経営のレシピ~】vol.6テーマは【クリニックを支える口うるさい女性スタッフ】です。

コラムの作者は私どもの院長夫人コーチングのクライアント様で私が尊敬する院長夫人です。クリニック経営の現場で起こっている事や日々の気づきを公開して頂いております。今回も関心の高い内容です。ぜひ、お読みください。

【クリニックを支える口うるさい女性スタッフ】
女性は、男性に比べてやはり口うるさいと感じるのが、多くの男性の意見のようです。
わがクリニックのホープ理学療法士は、男性です。

今年の4月に入職しました。入職前は、モテモテになるのかと想像していましたが、とんでもない。女性スタッフからの、数々の注意事項を賜り、口うるさい洗礼を浴びまくっております。

そこで私、口うるさく何を言っているのかを、観察、調査してまいりましたので、ご報告させていただきとう存じます。

理学療法士のホームグラウンドには、リハビリ助手さんがいます。
そのリハビリ助手さんの中に、しっかりとしたリーダーがおります。51歳の女性ですが、彼女は、相手が、男性、女性、年齢、性格などに関係なく若干口うるそうございます。が、しかし、いつも、”間違ったこと言うてハレヘン”と、妙にスタッフを納得させているリーダーでもあります。彼女が、口うるさくいっていることを調べると、
・挨拶をはっきりと!
・患者さんから見えない、掃除用具いれ倉庫の中がよごれていてもそのままになっている。
・ きちんと片づける、汚れないように使いなさい!
・宅配物が届いて、受け取っても開封しないまま、だれかがするだろうと放置してある。
・受け取ったものが責任をもって開封、処理。
・待合に置いてあった時計が、倉庫に引っ込められ、放置!下げて、置きっぱなしたのは
 誰だ!電池入れ替えるのか、壊れてるのかはっきりせんかい!何日ほっとくんじゃ!
・20歳のスタッフの”⭕❌さ〜ん、やばいですぅ〜!”の発言に、”何がやばいの?”患者さん
にも、先輩にもちゃんとした言葉遣いを!

などなど、入職後1ヶ月のスタッフには、必ずこわがられていますが、入職後3ヶ月のスタッフには、なるほどと納得されています。

彼女も、3ヶ月経てば、年下のスタッフでもがんばる人を尊敬する素直なスタッフです。スタッフも、経営者も発展途上で、長所も、短所もあります。格好をつけすぎかもしれませんが、補い合ってよいチームにしていきたいと思います。院長と、私がこのスタッフのおかげで、どれだけ助かっているか、どれだけ、細かいことを言わずにすむか、本当に感謝しています。

トイレやスタッフルームなどの汚れがちになる場所が、いつも管理されているのも、スタッフの自主性がなくては維持できません。正しいと思うことは批判を恐れずに指導できるスタッフの存在は貴重です。

その環境を、整えることも、また院長夫人の業務であります。どのスタッフも、この洗礼を浴びて、残っているスタッフたちなので、なかなか、口うるさい2号のようなスタッフもおりますが、みていて頼もしいです。

というわけで、クリニックは口うるさい女性に支えられてもいるのです。世の中の男性院長先生、お忘れなきよう、よろしくお願いいたします。

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原聡彦
専門家

原聡彦(医業経営コンサルタント)

合同会社 MASパートナーズ

院外事務長(事務長代行)、院長夫人コーチング、医療法人運営サポート、医院開業支援など、院長先生の経営のブレーンとして財務と人事の面から健全経営を継続できる環境づくりをサポートいたします。

原聡彦プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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