スタッフの話を聴く習慣についてvol.114
こんにちは。医業経営コンサルタントの原です。
事故を防止するための手法をご相談して頂く機会が増えています。
事故防止の仕組みづくりは様々な手法があり多くのクリニックで
ルール化されています。
本日は、事故を防止する手法を相談されたときに必ずお答えすることを
まとめてみました。
事故を防止するための取り組みで大切な事は、ルールや仕組みの前に
各セクションのリーダーとなる人が感情のコンディションを整える事
と考えています。
リーダーの不機嫌は事故の原因となります。
不機嫌なリーダーは次のような特性を持っています。
読者の皆様も当てはまらない
か要注意です。
□自己顕示欲が高い。言動として必ず自分がすごい事を話している。
⇒いつも自慢話をするのでウザイ人と思われている。
□独裁意欲が高い。自分の意見に反対する人は徹底的に攻撃する。
⇒「さわらぬ神にたたりなし」の存在になっている。
□手柄独占。自分の言った通りの事をしたから成功したという言動がある。
⇒成功しそうになってからしゃしゃり出てくる存在と思われている。
□失敗は他責。失敗したら徹底して部下の責任にする。
⇒本当に嫌なやつ!あの人は腐っていると陰口を言われている。
上記の特性を持っているリーダーが存在する職場の雰囲気は例外なく息がつまりそうになります。スタッフが相談したい事象が起きても相談できない。そして、声掛けもできる雰囲気じゃないから情報の共有もできない。一つの事実をクリニックの統一した解釈ができないからバラバラに行動してしまう。結果、事故が発生して事が明らかになるという負のスパイラルに陥ってしまいます。
以上の理由で私は事故防止の第一歩はリーダーである院長が感情のコンディションを整えておく事とクライアントにお伝えしております。
院長やリーダーとなる人の機嫌が良ければ職場の雰囲気が変わります。
リーダーあるいは職場で中心となっている方は、リーダーの不機嫌は事故の原因となることを認識頂き感情のコンディションを整えるスキルを身につけて頂きたいと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
感謝!