大人の愛着障害の恋愛|不安定な恋愛パターンを変える方法
・彼のLINEの返信が遅いと不安になる
・予定が空くと、まず彼の都合を考えてしまう
・嫌われたくなくて、本音が言えない
「自分軸を持とう」とよく聞くけれど、
正直どういうことなのか分からない。
そしてどこかで、「私は恋愛になると自分を見失ってしまう」と感じている。
でも、それはあなたが弱いからではありません。ただ、恋愛の中で“彼中心”になってしまう癖があるだけ。
この記事では、
・自分軸のある女性の恋愛とは何か
・彼中心の恋愛が苦しくなる理由
・自分軸を取り戻すための具体的なステップ
これらをわかりやすく解説します。
こんにちは。
公認心理師の大城ケンタです。
よろしくお願いします。
自分軸のある女性の恋愛とは?
自分軸=わがままではない
「自分軸」と聞くと、
・自分勝手
・冷たい
・相手を振り回す
そんなイメージを持つ人もいます。
でも本来の意味は違います。
自分軸とは、
自分の気持ちを把握している
自分の価値を相手の態度で決めない
無理をしてまで愛されようとしない
という状態のこと。
相手を大切にしながらも、同じくらい自分の気持ちも大切にできる。
それが自分軸のある恋愛です。
自分軸がある女性の恋愛の特徴
例えば、自分軸のある女性はこんな傾向があります。
・不安になっても、すぐに相手を責めない
・嫌なことは穏やかに伝えられる
・彼の機嫌と自分の価値を切り離せる
もちろん、不安がゼロではありません。
でも、不安に飲み込まれない。
自分で感情を整えられる。
「彼がどう思うか」よりも
私はどう感じているか」
を基準にできるのです。
なぜ彼中心の恋愛は苦しくなるのか?
安心が彼次第になってしまう
彼中心の恋愛では、安心できるかどうは、彼の行動次第になっています。。
返信が早い → 安心
優しい → 安心
既読スルー → 不安
自分の気分が、彼の言動で上下する。
つまり、自分の感情の主導権が相手にある状態です。
これはとても消耗します。
自分の感情を後回しにしてしまう
彼中心になると、こうなりがちです。
・本当は嫌なのに我慢する
・寂しいのに強がる
・無理をして予定を合わせる
一つ一つは小さな我慢でも、
自分の気持ちを無視し続けると、
心は疲れていくのです。
不安が増幅する仕組み
彼中心の恋愛では、こんな思考が働きやすいです。
・嫌われたら終わり
・彼を失ったら私は価値がない
・愛情は彼の行動量で測るもの
この状態では、不安は自然に大きくなります。
だから問題は「あなたが重いこと」ではなく、安心の基準が外側にあることなのです。
彼中心になってしまう女性の特徴
彼中心になる人には、共通点があります。
・恋愛以外の自己肯定感が低い
・見捨てられ不安が強い
・過去の恋愛で傷ついた経験がある
・「尽くせば愛される」と思っている
これは性格の問題ではありません。
多くの場合、「そうすることで愛を得てきた経験」があるだけ。
だからまずは、自分を責めないことが大切です。
自分軸を取り戻す5つのステップ
STEP1:まずは「私は今、不安なんだ」と気づくだけでいい
やることは、とてもシンプルです。
彼に意識を向けるのをやめて、
自分の気持ちを一言で言う。
それだけです。
例えば
返信が来ないとき。
×「なんで返してくれないの?」
〇「私は今、不安なんだ」
デート後に連絡が減ったとき。
×「冷めたのかな?」
〇「私は今、寂しいんだ」
ポイントは以下。
・原因を考えなくていい
・正解を探さなくていい
・深掘りしなくていい
ただ、
「私は今、不安なんだ」
と気づくだけ。
彼ではなく、自分の気持ちを見る。
それが自分軸のスタートです。
難しいことは何もありません。
STEP2:彼の行動と自分の価値を切り離す
彼中心の恋愛では、
「彼の態度=私の価値」になっています。
返信が遅い → 大事にされていない
デートが減った → 愛されていない
既読スルー → 私は重い
でも本当にそうでしょうか?
彼の行動には、
・仕事が忙しい
・余裕がない
・もともと連絡がマメじゃない
など、無数の理由があります。
そこで、不安が湧いたときにこう言い直しましょう。
×「私は愛されていない」
〇「私は今、不安を感じている」
事実と解釈を分ける練習です。
自分軸とは「ポジティブになること」ではありません。
「不安は不安として認める」
でも「価値とは切り離す」
これができると、恋愛の揺れ幅が小さくなります。
STEP3:小さなNOを言う練習をする
彼中心の人は「断ること」に強い罪悪感があります。
でも、自分軸は“自己主張の筋トレ”で育ちます。
いきなり大きな主張はしなくていいのです。
【小さなNOの例】
・本当は疲れている日は「今日は早めに帰りたい」と言う
・行きたくない店は「別のお店でもいい?」と提案する
・無理なお願いは「少し考えさせて」と言う
なぜ効果があるのか?
NOを言っても関係が壊れない経験が、「私は言っても大丈夫」という感覚を育てます。
これが自己信頼につながります。
自分軸とは、自分を信じる力でもあるのです。
STEP4:恋愛以外の時間を意識的に持つ
恋愛だけが心の支えになると、
どうしても彼中心になります。
心の安心材料が彼しかいないからです。
でも、安心の柱は1本だけだと不安定です。
【増やすべき“安心の柱”】
・友人との時間
・仕事の達成感
・趣味
・学び
・体を動かす時間
ポイントは「没頭できること」
彼のことを考える時間を無理に減らすのではなく、自然に分散させるのです。
恋愛の比重が下がると、不安も下がります。
STEP5:「私はどうしたい?」を基準にする
彼中心の恋愛では、頭の中の問いがこうなっています。
「彼はどう思うかな?」
「嫌われないかな?」
「重いと思われないかな?」
これを少しずつ変えていきます。
●問いを変える
「私は本当はどうしたい?」
「私はこれで心地いい?」
「この選択は私を大切にしている?」
最初は答えが出なくてもいい。
大事なのは「自分に聞く習慣」です。
これを繰り返すと、決断の軸が外側から内側に戻ってきます。
●最後に大事なこと
自分軸は、
・強くなること
・冷たくなること
・彼を優先しないこと
ではありません。
自分の気持ちを見失わないこと。
それだけです。
そしてそれは、一気には変わりません。
でも今日、「私は今、何を感じている?」と問いかけた瞬間から、もう自分軸は育ち始めています。
自分軸を持つと恋愛はどう変わる?
自分軸を持つと、不安がゼロになるわけではありません。
でも、
・不安に振り回されなくなる
・無理な我慢が減る
・自分をすり減らさない恋愛になる
「愛されるかどうか」より「私は心地よいか」を基準に行動できるようになります。
そのとき、恋愛は戦いではなく、安心できる場所に変わります。
まとめ
自分軸は、一日で完成するものではありません。
しかし、
「彼がどう思うか」から
「私はどう感じているか」へ
少しずつ視点を戻していくだけで、
恋愛の質は確実に変わります。
彼に愛されるためではなく、
あなたがすり減らないために。
あなたが安心できる恋愛を選べますように。



