元彼を忘れたいけど忘れられない、引きずる恋愛の乗り越え方
「恋人がいないと寂しい」
「恋愛していないと落ち着かない」
「寂しいから恋愛をする」
こういった人も少なくないでしょう。
ところが、恋愛で寂しさを埋めると
恋人との関係が上手くいかない傾向があります。
この記事では「寂しさを埋める恋愛」の
問題点を2つ指摘したうえで、
日常的な寂しさの解消法をご紹介します。
こんにちは。
公認心理師の大城ケンタです。
よろしくお願いします。
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寂しさを埋める恋愛とは?
恋愛をすることで寂しさを埋める人の
よくあるご相談は以下のようなものです。
〇自分が結婚していないことに焦る気持ちや孤独感を感じる
〇結婚は考えてないけど、デートできる遊び相手が欲しい
〇年齢的に今後の出会いに希望が持てないから、今の相手と惰性で付き合っている
〇恋人と一緒に過ごす時間は楽しくはないけど、会うと安心する
〇恋愛体質で、恋愛していないと落ち着かない
〇趣味がなく、一人の時間の過ごし方がわからない
〇恋人がいない自分はみじめで、劣等感を感じる
いかがですか?
あなたにも心当たりはありますか?
寂しさを恋愛で埋める人の特徴4つ
この項目では、恋愛で寂しさを埋める人の
特徴を4つご紹介します。
①恋人と繋がっていることで安心感を感じる
・恋人と毎日連絡を取る
・恋人と一緒に過ごす
・恋人とスキンシップを取る
・恋人のSNSを見る
・恋人のことを常に考えている
このように物理的な繋がりに加えて、
頭の中で恋人のことを考えるという
心理的な繋がりによっても「安心感」を感じます。
逆に言うと、
恋人と物理的・心理的に繋がっていないと、
安心して過ごすことが出来ないとも言えます。
②一人の時間の過ごし方がわからない
日常的に寂しさを感じる人の中には
一人の時間の過ごし方がわからない人も多いです。
【質問】
「もし恋人のことを考えずに、自由に時間を過ごすとしたら、何をしますか?」
筆者は恋愛カウンセリングの中で、
上記のような質問することがあります。
すると、次のように答える人も少なくありません。
【回答例】
「わかりません。一人の時間の過ごし方がわらないです。趣味もないし、友達も少ないので」
さらに次のような言葉もよく聞かれます。
「一人の時間を楽しめない」
「一人の時間に耐えられない」
「一人の時間に居ても立ってもいられない」
このような人は一人の時間の
「空虚感」や「物足りなさ」を
恋愛で解消しようします。
③恋愛が「生きがい」になっている
寂しい気持ちを恋愛で埋める人の中には
「恋愛が生きがい」という人も少なくありません。
例えば次のようなことです。
・恋人から連絡が来るのが嬉しい
・恋人と一緒に時間を過ごすのが嬉しい
・デートらしいデートをするのが嬉しい
・恋人から体の関係を求められることが嬉しい
一見すると誰にでもあることのように
思われるかもしれません。
しかし、恋愛で寂しさを埋める人は、
恋愛が生きがいになっており、
過剰に恋人との関わりを求めます。
そこで、少しでも相手からの
連絡頻度やデートの回数が減ると、
情緒不安定になりやすい傾向があります。
④恋人に尽くすことが好き
恋愛で寂しい気持ちを埋める人の特徴として
「相手に尽くすこと」も挙げられます。
・恋人に尽くすことが好き
・恋人が喜んでくれることが嬉しい
・恋人に尽くしている自分が好き
こういった方は少なくありません。
一見すると、素敵な関係かもしれませんが、
尽くすことによる不満を抱えやすいのです。
「こんなに尽くしているのに、彼からの見返りが少ない」
「私ばかりが頑張っていて疲れる」
「私はこんなに彼のことが好きだから、彼にも同じくらい私のことを好きでいて欲しい」
このように、恋人に尽くし過ぎて
「疲れ」や「不満」を抱えやすいので、
尽くすのも程々がよいと言えます。
「寂しさを埋める恋愛」の問題点とは?
なぜ寂しさを恋愛で埋めることが問題なのか?
大きく2つの問題があります。
①相手選びで失敗する
②上手くいかない相手と別れられない
では、一つずつ解説します。
①相手選びで失敗する
寂しさを埋める為に恋愛をすると、
相手選びで失敗する可能性が高まります。
一人で過ごす時間に寂しさを感じて、
誰かと一緒に居たいという欲求が強い人は、
「誰か」と一緒に居たいのです。
そんな時に異性から告白されて
自分を必要とされると嬉しくて
舞い上がってしまいます。
すると、本当に自分のことを
愛してくれている人かどうかの
見極めが出来ないのです。
もっとダイレクトに言うと、
遊び目的や結婚を考えていない人から
言い寄られても、そこに気づけないのです。
そして交際後、2~3ヵ月が経過して、
「当初は彼から熱心にアプローチしてくれたのに
付き合った後に彼の態度が冷たくなった」
と悩むのが典型的なパターンです。
②上手くいかない相手と別れられない
恋愛で相手選びを間違えて
遊び目的や結婚を考えていない人と交際すると
様々な悩みが生じやすいものです。
例えば、女性の場合、
・彼氏が仕事や友人との予定を優先する
・私のことを優先してくれない
・連絡頻度やデートの回数が減った
・一緒に居ても、彼氏はゲームばかりしてる
・一緒に居ても、彼氏は疲れて寝ている
・付き合い当初より、愛情表現が減った
・彼氏が浮気をした
こうのように、毎日が不安で
恋愛が苦しくなることはよくあります。
そういった状況で、友人や家族からは
「そんな彼氏とは別れたほうがいい」と
アドバイスされるのです。
ところが、彼氏のことが好きだし、
別れて一人になると寂しいから、
彼氏と別れることが出来ません。
・彼氏と付き合っていても辛い
・別れたとしても寂しくて辛い
こういった葛藤の中で
解決の糸口が見えずに悩み続ける、
というのがよくある例です。
寂しさを恋愛で埋める人への心の処方箋
恋愛で寂しさを埋めようとする人や、
いま恋人のことで悩んでいる人は、
まずは恋人がどこで何をしていようと、
自分の時間を楽しめるようになることが大切です。
ここからは、自分の時間を楽しめるようになり、
自分軸で恋愛をする方法を3つご紹介します。
①心の感性を磨く
寂しい感情に支配されてしまうと
恋人の存在を強く求めてしまいます。
そこで一つ目の対処法は、
五感を使って感性を磨くことです。
・空を見上げる
・散歩をする
・好きな物を食べる
・好きな音楽を聴く
・公園でぼーっとする
・自然の空気を吸う
・行ったことのない場所やお店に行く
・食べたことのない物を食べる
・新しい体験をする
・漫画や小説を読む
・アートに触れる
ポイントは「何をするか」ではなく、
「リラックス」や「新鮮な感覚」
を味わうことです。
「リラックス」や「新鮮な感覚」を
味わうことで心の感性が磨かれ、
寂しさに支配されずに過ごせるでしょう。
②気分で動く
寂しさに支配されず、
自分軸で恋愛をするポイントとして
「気分で動くこと」が役立ちます。
例えば、以下のようなことです。
・ご飯を食べたい気分なら、ご飯を食べる。
・ご飯を食べたくない気分なら、ご飯を食べない。
・料理したい気分なら、料理をする。
・料理したくない気分なら、外食したりお弁当を買う。
・勉強したい気分なら、勉強する。
・勉強したくない気分なら、勉強しない。
・寝たい気分なら、寝る。
・寝たくない気分なら、その時したい気分のことをする。
・飲み会に行きたい気分なら、行く。
・飲み会に行きたくない気分なら、誘いを断る。
その時の気分でピンと来たことは、すぐに行動する。
その時の気分でピンと来ないことは、しない。
こういった小さなことから
意識して行動していると、
徐々に心が満たされ、寂しさが軽減します。
【質問】
私は今何をしたい気分かな?
この質問を常に自分に問いかけ、
その答えを考える習慣を持つとよいでしょう。
③他者との会話を増やす
一人の時間に寂しさを感じる人は、
彼氏以外に心を開ける人が少ない傾向にあります。
そこで意識的に心をオープンにして、
自分から積極的に他者に話しかけると、
日常的な寂しさが軽減されます。
例えば、
職場の人に対して、
「おはようございます。今日も暑いですね」
「何かお手伝いしましょうか?大丈夫ですか?」
「お疲れ様でした。今日は大変でしたね」
カフェの店員さんに対して、
「ご馳走様でした。コーヒー美味しかったです」
「お店の雰囲気が素敵ですね」
「とても良い時間を過ごせました」
こういった日常会話を増やすことで、
他人とのコミュニケーションが増え、
慢性的な寂しさが軽減されます。
まとめ
日常的に寂しさを感じている人や
一人の時間の過ごし方がわからない人は、
恋愛で以下の2つの問題点があります。
・相手選びで失敗しやすい
・上手くいかない相手と別れられない
まずは一人の時間を楽しく過ごし、
他人との交流を増やすことで
日常的な寂しさを解消しましょう。
すると、心から好きな相手を選び、
本当に自分を大切に愛してくれる人との
恋愛が長く続いていくことでしょう。
ぜひこの記事を参考にしながら、
あなたが一人の時間を充実させて、
素敵な恋愛ができることを願っています。
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