これからゴルフを始める人への基礎用語 ~ホール編
ゴルフコースは自然とともに生きています。ですので、季節や天候によって大きく変化をします。暑い夏、寒い冬、乾燥したとき、大雨が降った後、積雪、台風などコースに及ぼす影響は非常に大きくなります。
そのような悪条件のコースでゴルフプレーをする場合、どういう状態のときには、どういう救済を受けられるなど、ゴルフ規則で決められています。またそれ以外の緊急を要する場合などでは、ゴルフ場によってローカルルールでの救済が決められています。
荒れた天気の翌日のプレーなどでは、スタートする前にキャディーマスター室でコース状況とローカルルールの確認をしておくようにしましょう。
ゴルフ規則では以下のような状態のときに救済が受けられるようになっています。
まずは、どういう時が対象となるのかをゴルフ用語とともに覚えておいて下さい。
異常なグラウンド状態
コース内で次のような状態の箇所を「異常なグラウンド状態(Abnormal Ground Conditions)」いいます。
●カジュアルウォーター
●修理地
●穴掘り動物、爬虫類・鳥類が作ったコース上の穴・吐き出したり掻き出した土・通り道
カジュアルウォーター
「カジュアルウォーター(Casual Water)」とは、コース内にある池や川などのウォーターハザード以外で一時的にできた水溜りのことをいいます。
雪と自然の氷(霜を除く)は、プレーヤーの選択で「カジュアルウォーター」か「ルースインペディメント」として扱うことができます。 人造の氷は「障害物」なので、「カジュアルウォーター」ではありません。露と霜も「カジュアルウォーター」ではありません。
ボールがカジュアルウォーター内にあるか、一部でもカジュアルウォーターに触れているときは、そのボールは、「カジュアルウォーターの中にあるボール」となり救済の対象となります。
※カジュアルウォーターの詳細はこちら
修理地
「修理地(Ground Under Repair)」とは、一般的には青杭や白線で囲まれた「修理地」としての標示がある場所をいいます。修理地内のすべての地面と、草やかん木、樹木その他の生長物は修理地の一部とみなされます。
修理地が杭によって定められている場合、その杭は修理地内であり、杭同士の外側の地表レベルの点を結んで決められます。修理地を示すために杭と線の両方が使われる場合、杭は修理地であることを示し、線は修理地の限界を定めていて、その線自体は修理地内となります。
ボールが修理地内にあるか、一部でも修理地に触れているときは、修理地内にあるボールとみなされます。
●修理地の標示をしていない場合でも、次のものは修理地に含まれます。
・他に移す目的で積み上げてある物
※他に移すつもりもなく置きざりにされてコース内にそのまま取り残されている刈り芝(草)などは、修理地としての標示がなければ修理地ではありません。
・グリーンキーパーが作った穴
修理地内にボールが入ったとき、そのままプレーをすることもできるし、救済を受けることもできます。なお、ローカルルールによって「修理地」からのプレーを禁止している場合もあります。
※「修理地の詳細はこちら」
その他、台風の後などは、「ルースインペディメント」がコース内に散乱していたり、倒木やバンカーの流水跡が残っていたりと、それぞれの箇所によって救済を受けることができたり、できなかったりします。それぞれ知っておくと大変便利です。
コラム「台風の爪痕が残る翌日のゴルフはイレギュラーがいっぱい
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