パー3ホールでパットする前に後ろの組を打たせるときは、どんな時?
最後まで見届けるのがゴルフマナー
4人プレーの中で、2番目にパットが決まり、ひと安心。ボールを拾い上げ、ピンは1番目にホールアウトした人が持ってくれているので、自分はスコアを記入しながらゴルフカートへクラブを仕舞いに、スタコラとグリーンを離れて・・・はいけませんね。
コンペなどでは、初対面の人とプレーすることもめずらしくありません。一緒にプレーしている人たちのプレーも、ボールがホールに入るまで見届けることが最低限のゴルフマナー。
ビギナーの人で自分のプレーやスコアカウントに一生懸命になりすぎて、他人のプレーにまったく関心を示さないなんてこともしばしば。それでは一緒にラウンドしている人たちは自分の印象をなんて思うでしょうか?「人に関心を示さない自分勝手な人間」とか「心配りや気遣いの足らない人間」などの印象を与えていしまいます。
自分の番を待つ間も、自分のことだけを考えるのではなく、他人のプレーを見るように心掛けましょう。
また、ただ見ているだけでなく、時間があればボールマークの修復やグリーン周辺に置かれたクラブを忘れないように出口付近に集めたりするように、少しばかりのココロ配りをお願いします。
他人のプレーも参考にする
パットの順番を待っているとき、自分の番になってからラインを読みはじめても遅いのです。その上ラインを読むことに時間を掛けてしまうと「遅延プレー」と言われても仕方がありません。
上手なプレーヤーを観察してみましょう。必ず、他人のプレーも最後までしっかり見届けています。グリーン上では他人のパットもよく見てラインを読む参考にしたりしています。それが時間の節約にもつながります。
ホール間の練習はルール違反でなくてもマナー違反!
他のプレーヤーに先駆けて最初にホールアウトした後、全員がホールアウトをするまで暇だからといって、パッティングやチッピングの練習をし始めたりしないようにしましょう。同伴プレーヤーのプレーを見ず、自分のパットの練習をするのは、気分の良いものではありません。上記と同じく、全員がホールアウトするまで、緊張感を保って最後まで見届けるのがマナーです。たとえ規則で認められていたとしても。
ホールとホールの間での 練習ストロークに関しては、例外として 次の場所やその近くでのパッティングとチッピングの練習はゴルフ規則7-2で許されています。
(a)プレーを終えたばかりのホールのパッティング・グリーン
(b)練習用のパッティング・グリーン
(c)そのラウンドの次のホールのティーイング・グラウンド
プレーヤー自身がホールアウトした時点から練習ストロークは許されます。
プレーを終えたグリーン上での練習やボールを転がす行為については、ルール違反と思っている人も多いと思います。
競技規定やローカル・ルールで禁止されていなければ、ゴルフ規則違反に該当しない行為なのです。
しかし、こうした練習が禁止されていない場合でも ホールとホールの間の練習でプレーを不当に遅らせればペナルティーが科される (規則 6-7) 可能性があることは忘れないようにしてください。
ホールアウトしない間の練習ストロークはペナルティー
グリーン上の球を拾い上げたプレーヤーが、パットの順番を待っている間に、グリーン内外に関わらず、パットの練習をしてしまった場合、規則7-2によりプレーヤーは2打のペナルティーを受けることになります。
また、プレー中のセカンド・ショットやサード・ショットでグリーンが空くのを待っている間に、ボールを打つ練習行為をすれば、同じように2打のペナルティーとなります。
セカンド・ショットのときも他のプレーヤーの打球を見るようにして、飛んだ方向を見てあげましょう。
それがスムーズなプレーペースにも大いに役立ちます。
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