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コラム
もしも、目の前にゴルフマナーを守らない人がいたらどうする?
2014年10月31日 公開 / 2019年1月2日更新
目の前にゴルフマナーを守らない人がいたら・・・
ゴルフのマナーについていろいろ書いていますが、もしも一緒にプレーしている人が、不愉快になるぐらいゴルフマナーに無作法な人がいたらどうしますか?
あまり楽しくないけど我慢しますか?気にしないように自分のプレーに集中しますか?それとも注意しますか?
「自分がしっかりできているか自信がないのに注意はしづらい」という人もしるでしょうし、感情的にその場で声を荒げて注意を喚起する人もいるかもしれません。
マナー違反している人に注意することは難しいですね。
自分の仲間や後輩には注意できても、上司や取引先の方や先輩、また他の組の知らない人などがする無作法はなかなか注意しにくいですよね。
自分ならどうするか考えると、自分自身に直接的な被害を及ぼすときは、遠回しな物言い含めて注意を促すと思いますが、そうでなければ放っておくと思います。
直接的な被害も相手から見ると、まったく何が悪いのか分からなかったり、説明されて初めて気づくようなケースもあるかもしれません。ですので、一方的に頭ごなしに注意するのは危険かもしれません。
注意する側にもマナーが必要
Yahoo知恵袋のサイトで「ゴルフマナー」で検索してみると、「注意によるトラブルや、注意したがためにトラブルになることが怖い、どうすればよいか?」などの相談が数多く寄せられています。
それらの回答では、「そんなマナー知らずはぶん殴ってやれ」や「日本のゴルフはそんな程度」、あげくは「そんな奴には頭をめがけてフルスイング!」や「銃殺刑だ!」などエスカレートし過ぎの言葉がたくさん出てきます。ゴルフマナーを理解している人が、度を越した罵倒の言葉を出すことに対して、私は理解できません。
このようなエスカレートしたそのままの感情むき出しでマナー違反者に罵倒を浴びせると、収拾のつかないトラブルへと発展することは目に見えています。注意する方もマナー違反と同じですので、理解してもらえるわけがありません。
注意する側にも、それなりのマナーが必要です。
無作法への注意、忠告、抗議は正しいことには間違いないので、相手に恥をかかせるのを目的とせず、教える、気づかせることを目的とした方が良いでしょうね。
ゴルフの精神である礼儀正しさとスポーツマンシップの精神に則り、紳士淑女同士という前提で、怒鳴ったり叱ったりするのではなく、「少し注意してください」「お願いします」という口調で言った方が、相手の方も聞き入れやすくなります。
誠意あるマナーへの注意、忠告
例1)自分たちの組がアドレスに入ろうとしているのに大声でしゃべる後ろの組には「打ちますので、お願いします。」と言えば通じるでしょう。
例2)隣のホールから断りもなく入り込んでくる人には「いきなり入ってくるのは危険です。様子を見て一声掛けてから入ってくるようにしてください。」と声を掛けてください。
例3)一番問題は打ち込んできたのにきちんと謝罪をしない人。危険だったということを相手にまずは知らせましょう。あってはいけませんが、全体のプレー進行が遅いためにイライラしてわざと打ち込んできたことが分かった場合は、直接感情をぶつけ合うのではなく、ゴルフ場やキャディーマスター室にすぐに連絡して、間に入ってもらうようにしてください。
例4)同じ組の注意しにい上司や先輩のスロープレー。あきらかにその人が原因でプレーの進行に影響がでている場合、その人に向かって感情的な注意は後に禍根を残さないとも限らないので、「前の組とあいてしまったので、ちょっとペースを上げましょうか。」とその組の全員に伝わるように声を掛けましょう。
マナーを守れない人を嘆くよりも、気づかせてあげることが大切
ゴルフマナーは、少しのココロ遣いがあれば理解できることばかり。
でも、自分のプレーに懸命になりすぎて、少しのココロ遣いができないこともあるかもしれません。また、普段の日常生活でそういうココロ遣いをあまりしない苦手な人もいるかもしれません。誰もが自分と同じ感覚であるということは絶対にありません。
よく周りが見えている人が、ココロ配りが自然にできる人が、それをできない人に対して、気づかせてあげるように注意や忠告をして欲しいと願います。
注意や忠告は、付き合いのひとつと考えて、友好的でなければ意味がありません。
同好の友人たるゴルファー同士なので、相手の「ごめんなさい」「すみません」の言葉を確かめたあとは、「よろしく」「どうも」と笑顔で返せるようにしていきたいものです。
ゴルフをやらない人たちから「これだから、ゴルフやってる人間ってイヤ。だからゴルフはやらないんだ!」と思われない振る舞いをしていきたいですし、反対に一人でも多くの人々に「ゴルフをやってみようかな」と思っていただけるように、ゴルフマナーを通じて歴史あるゴルフの良さを正しくアピールしていきたいと思います。
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