短パンにはハイソックスじゃないとダメ?
“腰下げタオル”と“首タオル”とゴルフマナー
ゴルフ場の服装規定に「“腰下げタオル”、“首タオル”はご遠慮ください。」と書いてあるところがまだまだ多くある。
こうしたスタイルは暑い夏に多い。
“腰下げタオル”「は、「いつでも脇下や顔や手などを拭けるから便利」という人がいます。
故中村寅吉プロの「気のゴルフ」によると、昔からそういう人がいたそうだが「ゴルフは野良仕事じゃない!」という人がいて「そうだ、その通りだ」と同調する人が多くなり、エチケットのひとつとなっていったと書かれている。
“首タオル”についても同じような理由だと想像する。
いくら「プレーし易いから」といっても、エチケットやマナーの上では“我”を通せないこともある。
自分が“我”を張れば他の誰かも“我”を主張してゴルフ場全体が自己主張の場になってしまう。そうなると自己主張をぶつけ合うか、他の存在に関心を示さず無視するようになるかのどちらかになってしまう。または強者に弱者が従うといったことにもなりかねない。ゴルフにとって一番大切な「他人への心配り」どころではなくなり、プレーにも影響が出てきてしまう。
ゴルフのエチケットやマナーは、そうなることを防ぐためのチェック機能の役割のようなものだと考えている。
しかし、“首タオル”などについて、エチケットやマナーだと簡単に言っていられない状況も出てきている。
年々、温暖化や異常気象によって、気温上昇が社会問題となっている日本の酷暑。ゴルフでも紫外線や熱中症の対策を怠ると生命の危険にも関わる事態となっている。
夏の汗は首を冷やすことが大切
日本の夏は、湿度が高く、汗がよく出ます。ゴルフプレー中の水分補給や塩分補給が欠かせません。
真夏の太陽が照りつける暑い日のゴルフ、曇り空であっても高い湿度で蒸し暑い日のゴルフは、しっかり対策をしておかないと、熱中症や脱水症など深刻な状況に陥りかねない。
このようなときのゴルフでは汗が出過ぎないようにする必要がある。
「アイシングバッグ (氷嚢)」 や 水に浸して頭や首に巻くだけで 放熱してほどよい冷感を感じさせてくれる「ウォーター・クールベルト」のようなアイテムがあると便利。
しかし、そうしたものがない時でもタオルを濡らして絞り、首まわりやわき下などをこまめに水拭きするなどの対策が大切である。
「暑くて汗が止まらないときや病気の時は、首筋とわき下を冷やすと効果的」と言われている。首には脳から大きな血管が通っていて、その大きな血管があるところを冷やすことによって、血液そのものが冷えて全身を効果的に冷やすことができる。わき下も同様である。
暑いときに首筋やわき下を氷で冷やすと上昇した体温が下がりやすく、また冷やした濡れタオルで首筋を冷やすだけでも効果的である。
しかし、体調管理に有効である“首タオル”については冒頭で書いたようにエチケット違反となってしまう。
そうはいっても、もしもプレー中に“首タオル”をしている人をゴルフ場関係者が注意をして、その後その人が熱中症で倒れてしまったら、何と弁明すればいいのだろうか。それを思うと一概にダメとは言えない。
また、今やネッククーラーなどのアイテムが、夏ゴルフの必需品となっている。
ネッククーラーを首に巻くのは良くてタオルを首にまくのはダメという線引きも困難である。
とはいえドレスアップするような場所でタオルを首に掛けて出掛けたりすることはない。ワンピースの上からタオルを巻くようなこともないし、ドレスシャツからタオルがはみ出していたらみっともない。折角のドレスアップも台なしである。
ちょっとした気遣い!夏場のコース内だけ“首タオル”をOKに!
そこでプレーヤーは、熱中症を防止するために夏場のゴルフコース内でのみ“首タオル”をしてもOK!というように考えたい。
そしてクラブハウス内やその周辺、または練習場など大勢のゴルファーと一緒になるような場所では、首から外すようにしてほしい。
ゴルフ場の服装規定においても、安全面を考慮してこのように柔軟に考えていくべきと思う。
それでもプレーヤーがゴルフ場の規定を無視して、勝手に“首タオル”ルールを決めては問題となるかもしれない。
あらかじめゴルフ場に確認し、一緒にプレーする人に断りを得てから身に着けるようにしてほしい。
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※インターネットでゴルフ規則の全文をダウンロードできます。
公益財団日本ゴルフ協会(JGA)サイト
http://www.jga.or.jp/jga/html/rules/rules.html
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