浜ちゃんの浮気に見る別れの潮時
【夫はいつ離婚を決意するか?】
この決意とは妻側の事ではなく、今日は夫側の立場で書いていきます。
浮気問題を通してもう少し判り易く言うと、夫は「する側」で妻は、いわゆる「され妻」とネットでは表現されますが、
今日のテーマは「する夫」に焦点を当てます。
法的な見解で言うと、浮気をする側の夫は有責配偶者となります。
当然、有責配偶者からは離婚は言い出せないという前提があるのは 周知の事ですが、実際は「され妻」からの
離婚要望は少ないというより、され妻の方が、離婚宣言する夫にすがり付くケースが殆どです。
だから本来は「する側」の夫からは離婚を言い出せないのは分かっているから、離婚の理由をすり替えるのです。
つまり離婚の要望理由は、「浮気をするもっと前から僕は我慢していた」と言い、論点をずらします。
要は離婚をする理由は、夫が耐えきれない妻との問題であって、浮気は大きな問題ではないと言われてしまいます。
それよりも夫婦が冷え切って出来た溝は修復できないと言い、夫婦の溝ありきの話になってしまい、その結果にしか過ぎないという事にされてしまいます。確かにそれもあるかもしれませんが、、こんな風に言われてしまうと、妻も自分を責めるしかなくなります。
妻との間に出来てしまった溝・・・・
それはもう、過ぎた事なので、埋めようがないというのが夫の言い分。
大切な事は、「本当にそうだろうか」と今一度考えてみる事です。
当方へ相談に来られた妻には 私はこの話のすり替えの部分から、紐をほどく様に解析し、まずは妻が自分を責めて傷ついている事をやめてほしいと説きます。
「私のせいじゃなかった」と気を安心してほしいのです。安心する事は大事な事です。
でも、時々誤解をして、安心を通り越して過信する妻がいます。
その結果、慢心して、一層、何もしようとしなくなることが最悪なのです。
違うのですよ、私が言いたいのは、「今、妻が自分を責めている場合じゃないですよ」と言っているだけで、夫が妻から気持ちを離していった原因は、やはり知っておくべきなのです。
その本当の原因を理解してこそ、離婚回避の対策を取れるのですが、「自分を責めないで」と言う言葉だけを大きく捉え
原因の部分を見過ごすと、夫との心の溝は埋まりません。
【浮気がきっかけでも離婚理由は別】
夫が本当に離婚を決意するのは、浮気が発端でも、妻が夫婦の溝に気付かないという事が夫は決意します。
そこで改めて言うと、夫が自分の浮気を認めつつも、離婚を決意する時は、問題をすり替えますが、その根底にあるのは、常日頃から、妻の威圧にある場合が多いのです。
その威圧感が、夫の浮気に端を発し、エスカレートして、夫婦の溝が最悪になってしまうとと言う事が、離婚へと拍車をかけます。
その時に、きっかけになる浮気を持ち出されると、離婚が不利に進む為、他の理由に置き換えようとします。
なので、結果的に離婚を持ち出すときは、夫婦の心の距離を挙げるようになります。
だから、妻との離婚の協議(話し合い)をする時、妻のいう本題から離れてしまう事にまります。
と、言う事で、夫が離婚を決意する行程と順番をお話します。
1、妻が夫に対し、責め立てるという事が続いた場合
2、夫を責めるだけだと、夫は妻と距離を置く事を考えます。
3、その上で、浮気相手が、夫に優しく接すると、妻から責められる日々とにギャップが生まれる
こうして夫が離婚を決意する瞬間が生まれます。
改めて言いますが、
男性は、最初から離婚をしたくて浮気をしているのではありません。
男性は女性以上に、体裁を気にします。
出来れば離婚はしたくないのです。
それでも、離婚へと向かうのは 理由は5つです。
■これ以上隠し事は出来ないと、観念した時
■妻の攻撃に耐えられなくなった時
■妻との離婚を匂わていた浮気相手がしびれを切らした時
■浮気相手が妊娠した時
■本当の意味で妻とは合わないと分かった時
大きく分けて、この5つです。
日頃から夫婦関係が冷えていて、生活が味気なくても、離婚はしたくないのが男性なのです。
我慢をしながらでも、生活はしていく事が出来る間は 惰性で暮らしますが、何等か耐えられない事が起きた時に
離婚を決意します。
だから、自身の浮気はあっても、離婚迄は考えてないというのが実情です。
しかし、浮気がバレ、それに追い詰められた時に離婚を言い出すので、直接の離婚理由は、浮気相手と
一緒にいたいとかと言うよりは、妻から追い詰められた結果、尻尾を掴まれたくない為という理由の方が大きいのです。
だから、追い詰めず、浮気を見過ごしなさいとは言ってません。
ただ、責め続ける事は、離婚へと追いやる事になるので、実際に離婚を回避したければ、浮気問題を、根本から片付ける必要があります。
妻が文句を言うだけでは、根本的な解決にはなりません。
【問い詰めは追い詰め】
ただ、問い詰める事は追い詰めになるだけ、と言う事を知って欲しいのです。
と、言う事で、どうすれば浮気相手が夫から離れてくれるか、それを考える必要があります。
つまり、夫に嫌味を言うだけでは、逆効果になるという事を、もうお分かりになりましたか?
妻が「責める攻撃」姿勢だけでいると、その妻の下に戻っても、「暖かい暮し」があるというイメージは出来ません。
ただ、一般的なカウンセリングだと、浮気問題をそっちのけに、夫に暖かい態度で、妻は接するべし、と言って
妻がいつも笑顔でいる事を推奨しますが、実はこれが問題をややこしくしてしまいます。
逆に、夫は「妻には何をしても平気なのだ」と誤解をさせてしまう事になります。
だから、妻の方は、いつも夫に冷たく責める事は禁じますが、ことさら優しくする必要もないという事です。
夫に対しては、水面下で、浮気相手と引き離す事を実行するのが、一番の得策です。
その方法については、夫のタイプ、浮気相手のタイプによっても千差万別ですから、ひと言でお伝え出来ませんが
要するに、表面的には、おおげさな事はしない事です。
【夫が離婚を決意する瞬間】
これまでにも私は書いてきましたが、浮気で家庭が壊れて離婚になるというより、浮気問題で夫を攻めて隅っこに追いやるから、そこから逃れようとするのが離婚に繋がります。
変な例えですが、ペットを飼っていて悪戯をした時には、最初はキツク叱ります。
これは躾の意味でも当然です。
でもいつまでも、キツク叱るだけでは、飼い主の下には近づいてきません。
叱られ、怖さで怯えているペットは、嘘でもいいから、美味しい餌で呼びよせないと、近づいてきません。
つまり最初は、叱ってもいいのです。
でも、いつまでも叱っていると、飼い主を味方だと思わなくなるのです。
だから、ペットの躾には、「美味しいおやつがあるよ」と見せながら、おびき寄せるでしょ?
夫が離婚を決意するのは、浮気をしたからではないのです。
離婚が成立するのは、浮気問題が根底にありますが、本当の理由は妻との心の距離が埋められないと失望するから
決意をするのです。
妻の怒りはよく分かります。
そして浮気は悪い事に決まっています。
だから浮気問題を「正誤」だけで考えていませんか?
また自分ではなくても、正誤だけでアドバイスする法律家を前面に出すと、貴女の夫は一生、罪人のような罪を背負っていく人生が待っているような気がしてしまいます。
夫にすれば、妻の貴女と生活していく事は、罪と罰を、一生背負っていくようなイメージを受けます。
【妻との生活に夢を抱かせないと・・・】
浮気も隠していたり、罪の意識がある初期の段階では、夫は離婚を考えていません。
何故なら、夫だって、今の安定や、子供のいる生活は捨てたくないのです。
でも、妻が攻めの姿勢だけだと、妻との生活は一生肩身の狭い生活をイメージしてしまいます。
そんな生活は息が詰まると思うと、例え後ろ指刺されても、浮気相手の所に逃げこもうと思うようになります。
当方のカウンセリングを受けて下さる妻が、セカンドオピニオンの様に、他の相談や占いを頼るのはいいのですが
貴女の相談される方が、「正誤」だけの答えを出される方だとしたら、貴女のご主人は「自分の過ち」を認め、
「でも、もう引き返せない」と浮気相手の所に逃げてしまいます。
一番困るのは開き直りです。
「そうです、一番悪いのは僕です」と開き直ると、その悪い根源の夫と、一緒に人生送りたいですか?と夫こそ疑問を持ってしまいます
何故なら、妻の貴女に「暖かさ」を感じず、「正誤」だけでは裁判官のようなイメージを持ってしまうからです。
今日のテーマの結論は 夫が離婚を決意するのは、妻に優しさの欠片も感じなくなった時なのです。
その理由は、妻が責めの姿勢しかないと判断した時です。
つまり浮気問題よりも、その後の妻の責めのスタイルに夫が降参の旗を揚げた時だと思います
【逃げるのは行き場所があるから】
離婚は逃げですが、逃げたくなる状況を妻が作ってしまうという事も少なくないのです
夫が離婚をしたいと言った場合は、本当に離婚を望んでいるのか、貴女から逃げたいのかと見極める必要があります。
いずれにしても、浮気をしている場合は、浮気相手と言う「逃げ場所」を無くしておかなければ、逃げるだけですし
何よりも、優先しなければならないのは、貴女が夫を追い詰めるという事を避けないと、問題は堂々巡りをします。
と言う事で、【逃げるという行動は追い詰めた結果】と言う事をご理解下さい。
夫にすればどうすればいいか分からなくなった時、離婚の道を選ぶのです。
離婚か否かの2択を選ばせると、離婚に傾くのです。
つまり、離婚をしたいわけではなくても2択に狭めると「離婚しかない」と振り子が振れてしまいます。
選択をさせる必要はないのです。
白か黒かを選ばせると、離婚へのレールを敷いてしまうこと言う事もあると、知りましょう。
では今日はここまで。